「あれっ?オービスか!」急ブレーキかけたら「Nシステム」だった!? よく似た両者の見分け方
オービスにあってNシステムに無いものとは?
さまざまなオービスが存在しているなか、Nシステムと形状が似ているのは、現在のオービスの主流となりつつあるLHシステムです。
門型の支柱を採用しているところが共通点ですが、ほかにはどのような違いがあるのでしょうか。
まずNシステムは設置を予告する表示が何もないのに対し、オービス手前に「設置の告知」が記載された青地に白文字の看板が立てられています。この看板に気がついたら、数キロ以内にオービスが設置されているのは間違いありません。
しかしこの看板を見落としてしまった場合はどう判断すべきなのでしょうか。
門型の支柱が見えてきた場合は、道路の上にかかっている部分の左側に注目。LHシステムのオービスの左側には白いボックスの上部に回転式赤色灯(パトランプ)が併設されていますが、Nシステムにはそれがありません。
オービスとNシステムはフラッシュの色の違いなどほかにもありますが、やはりパトランプの有無で判断するのが分かりやすいでしょう。
ただし、ここで注意したいのはNシステムとLHシステムのオービスの違いを知っていて速度を緩めないドライバーも多く、その先に白バイや覆面パトカーが待ち構えているケースもあるということです。
ループコイル式は支柱を使わない自立式のため、路肩付近にあっても見落としてしまうこともありますが、そもそもスピード違反で取り締まられないためには制限速度を守ることが一番だといえます。
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Nシステムは通行する車両のナンバーを読み取る「無人検問」の役割を果たしており、主に犯罪捜査用に開発され、現状では交通違反の取り締まりには使われていません。
ただし最近のNシステムはカメラの性能が進化し、道路だけでなく路肩まで撮影しているようです。
実際に犯罪捜査で証拠として採用されてきた経緯を考慮すると、警察で膨大なデータを蓄積している可能性が高いともいわれており、罪を犯していなければ恐れる必要はまったくないのですが、見方次第では「常に監視されている」ともいえ、今後の運用に注意が必要と考えられています。
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