イメージは“禅”の心!? 新型「CX-60」の特別な白は人気のホワイトパールとはひと味違う
新型SUV「CX-60」登場に合わせ、マツダでは新カラーを導入します。同社を代表する「ソウルレッドクリスタルメタリック」「マシングレープレミアムメタリック」に続く特別塗装の第3弾となります。
魂動デザインを象徴する“匠塗(たくみぬり)”第3弾は定番色「白」
マツダは、2022年4月7日に日本仕様を発表した新型SUV「CX-60」に、新色「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」を採用します。
マツダの魂動(こどう)デザインを象徴する“匠塗(たくみぬり)”第3弾の特別色となります。
マツダは自社で開発する車両について、一貫したテーマ「魂動(こどう)デザイン」を掲げ、造形・開発しています。
これはマツダが、クルマは単なる鉄の塊ではなく、人の手により命(魂・たましい)が吹き込まれたものだ、という基本思想に由来しています。
魂動デザインが命を宿すためには、デザイナーのスケッチや立体の造形力といった匠(たくみ)の技に加え、ボディカラーの選択も重要な鍵となります。
マツダでは、魂動デザインの造形美を際立たせる特別な塗装を「匠塗(たくみぬり)」と呼びます。
工場の生産ラインで量産されるクルマでありながら、匠の職人による手塗り仕上げのような美しさや深みをもたせ、魂動デザインの造形をさらに際立たせる効果を与えます。
特別な匠塗実現のため、マツダでは開発の段階からデザイン、開発、工場の各部門が協力。生産現場でも、車体の下地工程に至るまでシビアに管理されています。
これまで匠塗シリーズとして、マツダを代表する艶やか(つややか)な赤色「ソウルレッドクリスタルメタリック」と、金属の質感を表現した灰色「マシングレープレミアムメタリック」という2つの特別色を設定しています。
今回発表された新型CX-60には、そんな特別な匠塗の第3弾となる新色が設定されました。
新色の名称は「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」という白を基調とした特別色です。
白は日本では清潔感を表す色として、老若男女問わず好まれる定番の色。白をベースに、光輝度の高い粒子を加え華やかさを増したホワイトパールも、特別色として人気を集めています。
しかしマツダの匠塗第3弾であるロジウムホワイトプレミアムメタリックは、通常の白とはちょっと様子が異なるようです。
マツダでは、日本の美意識である引き算の美学や、禅の世界における“無”の世界をイメージしたと説明します。
華やかなホワイトパールは異なり、魂動デザインの精緻なイメージを意識。金属の緻密な輝度感にこだわったといい「CX-60の力強さと気品を兼ね備える造形をより一層際立たせています」とコメントしています。
まだ新型CX-60の実車は日本では公開されていません。人気のホワイトパールとロジウムホワイトプレミアムメタリックの質感の違いについて、早く見比べてみたいものです。
なお新型CX-60の国内発売は、2022年初秋を予定しています。
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