「世界がトヨタに驚愕!?」 初公開の新型「GRカローラ」は「GRヤリス」と何が違う? 規制厳しくも「ガソリン車の進化」がスゴかった!

TOYOTA GAZOO Racingは新型「GRカローラ」を世界初公開しました。SNS上において「GRヤリス」と比較する声が多く見られます。2台にはどのような違いがあるのでしょうか。

トヨタ新型「GRカローラ」と「GRヤリス」違いは?

 2022年3月31日にTOYOTA GAZOO Racingは新型「GRカローラ」を世界初公開しました。
 
 そんな新型GRカローラについて、SNS上では「GRヤリス」と比較する声が見られます。
 
 では、両車の発表時における反響には、どのような違いがあるのでしょうか。

GRカローラ世界初公開! GRヤリスと何が違うのか?(左がGRカローラ、右がGRヤリス)
GRカローラ世界初公開! GRヤリスと何が違うのか?(左がGRカローラ、右がGRヤリス)

 2020年に登場したGRヤリスは、「WRCで競争力あるクルマづくり」や、世界のあらゆる道でも思い通りに操れ、「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマとして誕生。

 トヨタのトヨタの豊田章男社長(マスタードライバー モリゾウ)の「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という想いのもと「モータースポーツ用の車両を市販化する」という発想で開発されたトヨタ初となるモデルです。

 一方の新型GRカローラは、「お客さまを虜にするカローラを取り戻したい」という前出の豊田章男社長の想いから開発されました。

 また、レースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」としては、2021年からスーパー耐久シリーズに参戦している水素エンジンを搭載するカローラで培われたノウハウが詰め込まれています。

 2台の見た目としてSNSでは、GRヤリスの発表時に「GRヤリスのエクステリアが理想」「雰囲気のあるエクステリアで特別感があるGRヤリス」「GRヤリスは値段のわりに質素なエクステリアだけどそれがいい」というような声が挙げられていました。

 今回の新型GRカローラに対しては「GRカローラはかなり攻撃的なエクステリア」「GRカローラのエクステリアかっこいい」というように、それぞれの第一印象は好評なようです。

 そんな2台ですが、GRヤリスとGRカローラは共通してGRモデルの共通デザインといえる大開口のフロントグリルが特徴的となっています。

 しかし、ボンネットではGRヤリスには存在しないふたつ穴(エアインテーク)が空いており、GRカローラの迫力をさらに印象付けています。

 またリアでは、GRヤリスは左右2本出しを採用していますが、GRカローラでは左右2本と中央1本の3本出しマフラーを採用することで力強い印象を与えました。

 ボディサイズにおいて、GRヤリスは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mmのBセグメント。GRカローラは全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mmのCセグメントと異なります。

 搭載されるエンジンは、1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンと同じものとなるもののGRヤリス(最高出力272ps/最大トルク370Nm)に対して、GRカローラ(最高出力304ps/最大トルク370Nm)となっています。

 最高出力の差は、さらなる高出力化を目指すために前述の3本出しマフラーを採用することで排圧低減と消音性能を両立させることでエンジンの排気効率を向上させたためです。

 そんな2台ですがSNSでは、GRカローラの発表がされてからさまざまな声が挙がっています。

 とくに多いのはエンジンに関するもので、「GRヤリスと同じエンジンなのに、GRカローラのほうがパワーがある」、「GRカローラ、3気筒で304馬力なんて…」、「GRカローラのエンジンバケモノすぎる」というようなものです。

 パッケージにおいて、GRヤリスは3ドアモデルなのに対してGRカローラは5ドアモデルということもあり、「GRヤリスは3ドアだったけど、5ドアならGRカローラほしい」というような声も見受けられます。

 そのほか、GRヤリスと同じく電子式多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を搭載。

 異なる部分としては、駆動配分を制御する4WDモードとアクセル応答性やステアリングなどを制御するドライブモードが分けたことにより、場面に応じた選択が可能となりました。

 また、SNSでは「年々環境規制が厳しいなかでトヨタはスゴい」、「今の時代にモンスターカローラを出せるのはカッコイイ」といった環境問題かつ電動化への流れのなかでガソリン車を進化させ続けるトヨタの姿勢に賛同するひとも見受けられます。

※ ※ ※

 先行して発表された米国では「コアエディション」と「サーキットエディション(2023年発売)」をラインナップ。

 さらにオプションとして「パフォーマンスパッケージ」「テクノロジーパッケージ」「寒冷地パッケージ」が設定されるといい、現地価格は今後数か月で発表され、2022年後半に発売されます。
 
 その一方で日本での発売も2022年後半を予定しており、詳細や価格はまだ明らかになっていませんが、SNSでは「GRカローラ、GRヤリスより価格が上がりそう」、「GRカローラ良いけど、GRヤリスの価格を考えたら手が届かなそう」など価格に対しての声も出ています。

 参考までに、日本でのGRヤリスは「RS(2WD)」の265万円、「RZ(4WD)」の396万円、「RZ”High performance”(4WD)」の456万円となっていることや、セグメントがひとつ上などを考慮すると400万円台半ばから設定されることが予想されます。

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