運転初心者でも「レンタカー」は借りられる? どんな車種が最適? レンタカーの正しい利用方法とは

免許を取得したばかりの初心者ドライバーが増える春。まずはレンタカーで運転経験を積むのはいかがでしょうか。レンタカーの借り方や運転席中の注意点、返却時に忘れずにしておくべきことなどをレンタカー会社のスタッフに聞いてみました。

免許取りたての初心者ドライバーこそレンタカーに乗るべき!

 春は新たに運転免許を取得する人が増えるシーズンです。路上に初心者ドライバーが増える時期ともいえますが、せっかく免許を取得したのですから、クルマで出かける絶好のタイミングでもあります。

 そんな初心者ドライバーにとって悩ましいのが、運転するクルマをどのようにして用意するかということでしょう。

 家族や友人がクルマを貸してくれるなら良いのですが、それ以外だとマイカーを購入して運転するか、レンタカーを借りるか、というのが現実的な選択肢となります。

 では、レンタカーを借りる場合、どのようなことに注意したら良いのでしょうか。

レンタカーの借り方は?(イメージ)
レンタカーの借り方は?(イメージ)

 まずは、現在のレンタカー事情を少し調べてみました。

 一般社団法人「全国レンタカー協会」の統計によると、2021年度に登録されている全国のレンタカー数は88万4189台。そのうちの52%にあたる約46万台が、一般ドライバーが乗る「乗用車」となっています。

 この数は20年前と比較して約3倍まで増加しており、それだけレンタカーの存在がポピュラーになっているといえます。

 レンタカーの需要が増えている理由としては、「必要なときに必要な日数だけ利用できる」という経済的なメリットがあります。

 クルマを購入する場合は、車両代金だけでなく登録にかかる諸費用、車検代や任意保険、駐車場代など、さまざまな出費が伴います。

 それに比べてレンタカーは、原則的に借りる日数(や時間)に応じた料金を支払うのみというシンプルなシステム。さらに用途に応じてサイズや車種を選べるのも大きなメリットです。

 一方でレンタカーは基本的に予約が必要で、急に借りようとしても希望のクラスや車種が空いていないことがあります。

 またレンタカーを借りるときは、最寄りの店舗まで出向き、その店舗に返却する必要があります。ただし現在は、事前に申し込んでおけば別の店舗に返却できるケースも増えており、利便性も向上しています。

 クルマに乗れるという意味では、ディーラーに行けばタダで新車に乗ることはできますが、あくまで購入前提です。レンタカーであれば、経済的な負担を最小限に抑えつつ、いろんな車種を運転できるというのもポイントとなります。

 初心者にとって気になるのが、「免許取り立てでもレンタカーは借りられるの?」ということでしょう。レンタカー会社のスタッフB氏に話を聞いてみました。

 まず、初心者(免許取得1年未満)でもレンタカーは借りられるのでしょうか。

「車種に制限があったり、免許取得から3年以上が経過している人の同乗が必要だったりなどの条件が付く場合もありますが、基本的には初心者でもレンタカーを借りることができます」

 ここで条件となっている「免許取得から3年以上」というのは、助手席から運転に関するアドバイスができる状態のセーフティドライバーがサポートしてくれるなら、というもの。運転の上達は経験値も大きく影響するので、こういった条件があるそうです。

「貸出の手続きとしては、予約内容と使用日数(時間)の確認、免許証の確認とコピーを取らせていただき、オプションとして『免責補償』や『NOC(ノンオペレーションチャージ)』への加入の有無などがあります」(レンタカー会社スタッフB氏)

 レンタカーには必ず任意保険がかけられているのですが、免責補償とは、レンタカーを利用しているときに事故を起こしてしまった場合に発生する損害(修理費や対物損害)に対して、通常は10万円程度の自己負担額で賄う「免責」が免除されるというもの。初心者だけでなくベテランドライバーでも、万が一の場合に備えて加入しておくべきオプションです。

 また、NOC(ノンオペレーションチャージ)とは、事故などにより修理や修繕が必要となり、終わるまでそのクルマを貸し出せない(=業務が遂行できない)期間の損害を補償する制度。

 これは事故だけでなく、車内を著しく汚してしまったり、大きな傷を付けてしまったりした場合などにも発生します。

 さらに、禁煙車となっているレンタカーで喫煙した場合でも対象となる可能性もあるというので、愛煙家は注意したいところです。

 こちらの自己負担額は、自走できる状態の場合は2万円、単独事故や故障などの場合は同5万円となっています。

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1件のコメント

  1. 私は元々「アメリカドライブのために免許取得」という事もあって、免許取得と同日国際免許も取得し、一週間後にはハワイデビュー、翌日アメリカ本土デビュー。
    借りたレンタカー会社の規約で「利用可能なのは免許取得後一年後」というのに気付いたのは数年後でした(笑)

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