スバル新型「WRX STI」出ないって!? マジ? 米国のスバリストから悲鳴も… 次期モデルは電動化も視野に

米国スバルは、パフォーマンスセダン「WRX STI」の新型モデルを生産しないことを発表しました。今後のWRX STIはどうなるのでしょうか。

内燃機関搭載の新型WRX STIの発売断念!? 米で発表

 スバルの米国法人(スバルオブアメリカ)は、「STATEMENT ON SUBARU STI(スバルSTIに関する声明)」を2022年3月11日に発表し、高性能セダン「WRX STI」の新型モデルについての動向を明らかにしました。

スバル新型「WRX S4」に設定された「STIスポーツ」グレード(日本仕様)
スバル新型「WRX S4」に設定された「STIスポーツ」グレード(日本仕様)

 同社によると、新型「WRX」をベースとした、内燃機関を持つ新型WRX STIを生産しない予定であることを公表しています。

 クルマの電動化が進むなか、スバルは市場の変化や温室効果ガス(GHG)、ゼロエミッション車(ZEV)、企業平均燃費(CAFE)などの規制や要件に合わせて、将来のスポーツカーやパフォーマンスカーをどのように進化させるべきかを考えており、その一環として、電動化を含めて、次世代WRX STIの可能性を探っているといいます。

 この発表を受け、「WRX STIを電動化しないで!」「時代の終わりにクルマのなかで泣いた」といった米国のスバリスト(スビー)たちからの悲痛な叫びがSNSに投稿されています。

 WRX STIとSTIブランドは、スバルのDNAとラリーの伝統を受け継ぐパフォーマンスカーの頂点に位置した象徴ともいえる存在ですが、今後はSTIのエッセンスを次世代のクルマに反映させていくことになるようです。

※ ※ ※

 日本では2021年11月に新型「WRX S4」が発表されましたが、先代モデルにラインナップされていたWRX STIはフルモデルチェンジされていません。

 従来型WRX S4のパワートレインは2リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジン+リニアトロニックCVTでしたが、新型モデルでは新開発の2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンに排気量がアップするとともに、トランスミッションはスバルパフォーマンストランスミッション(CVT)を新たに採用しました。

 日本の新型WRX S4と北米の新型WRX(S4はつかない)はいくつかの違いがあり、2.4リッターターボエンジンとCVTを搭載する点は同じですが、日本で設定されていない6速MTが北米では用意されています。

 一方、北米にはSTIバッジが付いたモデルは存在せず、日本仕様にはスポーティ性能をより高めた「STIスポーツR/STIスポーツR EX」グレードがラインナップされます。

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2件のコメント

  1. ツーリングワゴンもWRXSTIもなくなった今スバルはもはや存在意義が無くなった
    レヴォーグとBRZがなくなり次第ただのゴミ同然と化す

  2. 日本仕様にMTが無いのは
    自動ブレーキ義務化施行前に発売間に合わず
    MT車対応のアイサイト開発導入も出来なかったから
    スバルの技術開発力低下は否めない

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