「ランボルギーニ帰りなさい!」大黒DJポリスが名指しで警告! 爆音ランボに「110番通報」が殺到!
善良なランボルギーニオーナーも大迷惑!
正月三が日には午前中から閉鎖 実はこのような迷惑行為による大黒PAの閉鎖は2022年のお正月にもありました。
年明けの走り初めということで集まったのでしょう。
大黒PAの大型車スペースにはランボルギーニをはじめ、フェラーリやポルシェ、マクラーレンなど多数のスーパーカーで溢れ、通路にクルマを並べて撮影会もおこなわれていました。
このときも、大黒分駐所のパトカーが出動しており午前中から夕方まで閉鎖されています。
夜間ではなく、明るい時間からの閉鎖はとても珍しいことですが、高速隊に聞いたところこれまでも正月三が日に何度か閉鎖されたことはあったとのことでした。
ところで、迷惑行為を平気でおこなう悪質なランボルギーニオーナーはどのような意識でいるのでしょうか。
爆音爆走でおなじみのオーナーの集まりに初めて参加した「とある(善良な)ランボオーナー」によると、 ツーリング終了後に主催者から届いた「お礼」メールに驚いたといいます。そしてもう2度と参加しないとのことでした。
「集まって下さった皆様お疲れさまでした!今回も地域住民の方々にとても好評で、皆さんに喜んでいただけたと思います。
希少な車種もありましたし、たくさんの方が動画や写真を撮りに来ていました。快く撮影に応じてくれたオーナーの方々、ご協力ありがとうございました。」
思わず目を疑う文言が並んでいます。集まりを主催する側にしてみれば、 「ランボの素晴らしい爆音をきかせてあげたので近隣の住民も喜んでくれている」 「珍しいランボも多く、貴重な体験をさせてあげることができた」 という認識なのでしょうか。
ちなみに周辺住民やランボが集まる商業施設の駐車場にクルマを停めた人のSNSには「駐車場が大混雑して爆音でうるさいし大迷惑!」などの投稿が散見されました。
なお、爆音や大型スペース占領で迷惑しているのは大型トラックのドライバーだけではありません。
大黒PAに来ることを楽しみにしていたのに閉鎖で入れなかった人、迷惑行為のせいで何の非もないのに退出を余儀なくされた人、大黒PAを利用していた人々にも多大な迷惑を掛けていることになります。
さらに本当に好きで乗っている善良なランボルギーニオーナーにとってもランボの悪行は大変な迷惑となっているようです。
一般社団法人 日本スーパーカー協会 代表理事の須山泰宏氏もこの風潮を嘆く一人で、次のように話しています。
「最近、一部のランボルギーニの迷惑行為が増えたことで、ランボルギーニ・ブランドのイメージダウンが危惧されています。ランボルギーニに乗ることで同類に見られることを心配して購入を躊躇する人もいるといいます。
ランボルギーニをはじめスーパーカーに乗る人は、走行や駐車のルール・マナーを守って「社会的スーパーカー活動」、つまり社会に適合した形でスーパーカーライフを楽しんで行かれると良いのではないかと思います」
ちなみに、昨晩の閉鎖は土曜日の午前4時30分に解除となったとのこと。大黒PAが閉鎖の場合でもトイレやコンビニは使用可能。大型車駐車スペースは大型車のみ使用可能です。
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Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。