「イマ?」 が中古車の買い時? 2月&3月を狙うべき訳は? 新生活に向けた動きの特徴とは
年度末から新年度にかけての時期は、中古車の売買も盛んになる時期だといい、これは進学や就職など、人によって大きく生活環境が変化する時期でもあるからです。では、中古車市場にはどのような変化があるのでしょうか。
毎年2月から3月は中古車業界の繁忙期?4月には売れ残りしかないかも?
新年度を迎える4月は、進学や就職など、人によって大きく生活環境が変化する時期でもあります。
年度末から新年度にかけての時期は、中古車の売買も盛んになる時期なのでしょうか。
新生活をはじめる地域によっては、クルマが必要になる場合もありますが、学生や新社会人の場合は、予算の都合などから中古車を購入するのが現実的な選択肢となります。
例えば、筆者(Peacock Blue K.K.赤沼ゆき)の出身地でもある青森県の場合、県内には公共交通機関が発達していない地域もあり、高校卒業のタイミングで中古車を購入して、通学や通勤する友人の姿が多く見られました。
その反対に、公共交通機関の発達した都市部に移動して新生活をはじめる人は、所有しているクルマを売却することも多いと考えられます。
このように考えると、新年度がはじまる直前の2月から3月は、中古車の売買が通常よりも盛んになると思われますが、実際にはどうなのでしょうか。
日本自動車販売協会連合会が公表する「中古車・月別登録台数」によると、2021年3月の中古車登録台数は47万9841台で、これは年間でもっとも多い月間登録台数を記録しています。
ちなみに、3月に続いて多いのは6月の32万1398台であり、これを考慮すると3月の登録台数がいかに多いかがわかります。
また、東京都内の中古車販売店の担当者も「3月がもっとも売買が多く見られる」として以下のように述べています。
「当店では3月がもっとも中古車の売買が多くなっています。これは、2月から3月頃にクルマを売却に来る人も多くいらっしゃるからです。
現在(2022年2月上旬)では、すでにかなりの個体を抱えており、これから購入するお客さまにとっては、非常に選択肢の幅が広くなっています。
一方で、4月になると例年在庫が少なくなり、いわば売れ残りの車両が並ぶ状態となってしまいます」
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