トヨタがEV用「6速MT」を開発中!? 新型「スポーツEV」に搭載? 脱炭素と「もっといいクルマ」の両立なるか
2022年2月10日付けで公表された米国特許庁の資料から、トヨタがEV用のMTを開発していることが明らかになりました。EV用のMTとはどのようなものなのでしょうか。
EVの普及でMTは絶滅寸前だったが…
今でも根強い人気を誇るマニュアルトランスミッション(MT)ですが、電気自動車(EV)の隆盛とともに絶滅することが確実視されています。
しかし、このほどトヨタがEV用のMTを開発しているようです。
日本を含む先進国各国が、脱炭素化社会の構築を進めていることから、今後は電気自動車(EV)が主流となっていくことが予想されます。
いうまでもなく、EVと既存の内燃機関車では構造が大きく異なるため、使用される部品もガラリと変わることになります。
その代表的なもののひとつが、トランスミッションです。トランスミッションは、走行速度や路面の状態に合わせてギアを変更することで、適切な駆動力を得ることを目的とした部品です。
基本的に、発進時や低速時には大きな駆動力を必要とするため、内燃機関車ではトランスミッションによって駆動力(トルク)を増幅させることでスムーズな発進を可能にしていました。
しかし、EVに搭載されるモーターは、発進時(正確にはモーターの回転開始時)から最大レベルのトルクを発揮できるという特性を持つため、日常で想定されるレベルの走行環境においては、トランスミッションによって駆動力を増幅させる必要がありません。
そのため、現在販売されているほとんどのEVが、多段式のトランスミッションを備えていないのが実情です。
そんな昨今のトランスミッション事情に不安を覚えているのが、マニュアルトランスミッション(MT)を愛するファンの人々です。
AT全盛の現在、すでに絶滅危惧種となっているMTですが、そもそもトランスミッション自体が不要とされるEVが主流になれば、いよいよ絶滅することが確実視されています。
そんななか、トヨタは2017年に開催された東京モーターショーにて「GR HV SPORTS concept」を披露。これはスポーツカーと環境技術を融合した新たなクルマの楽しさを提案するコンセプトカーだといいます。
ハイブリッドレーシングマシン「TS050 HYBRID」の「THS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)」を搭載し、ボタンひとつでMTモードへの切り替えが可能なAT車ながら6速MTのような操作感を楽しめるHパターンシフトを採用していました。
今回、このようなコンセプトカーがお披露目されてから約5年後の2022年2月10日に、米国特許庁の資料からトヨタがEV用のMTを開発していることが明らかになったのです。
世の中には「AT限定の人間が法的に運転できない車であることが都合がいい」という理由でMTが必要な人もいる
スポーツカーのみならずファミリーカーや商用車にもMTのEVの普及を
高齢者の踏み間違いによる誤発進の抑制に役立つから義務化するべき
”あっそ、それで。”という程度の意味不明な文章。
単にPCで味付けしただけの”トランスミッション”というだけの話で驚くほどのものではないしHパターンで3ペダルだけならゲームの入力機でもある。