消えゆく4駆の代名詞「パジェロ」 その愛された理由

三菱自動車が「パジェロ」の新規開発を中止するという報道がありました。“駐車場がすべて「パジェロ」”など、“4WD車の代名詞”として一時代を築いたこのクルマ。その魅力はどこにあったのでしょうか。

「パジェロ」人気を支えた“選択肢”

「パジェロ」の人気を支えた理由に、バリエーションの豊富さも挙げられるでしょう。ひと回りサイズが小さい「パジェロ・イオ」や軽自動車の「パジェロ・ミニ」など、「パジェロ」の持つイメージはそのままに、車体の大きさや装備・価格帯で多くの選択肢があったのも大きな魅力でした。

「パジェロ・イオ」に10年以上乗ったという60代男性は、「『パジェロ』が欲しかったが自宅のガレージに収まらなかった。しかしあの頑丈そうな外観と走破性に惹かれて、『パジェロ・イオ』を選びました」と話します。

 現在の三菱自動車は、ほかのメーカーと同様にエコカー分野へ注力。「パジェロ」のようなSUVにもその動きは波及し、同社の「アウトランダー」にはコンセントから直接バッテリーに給電できるPHEV(プラグイン・ハイブリッド)モデルが設定されています。

 この「アウトランダーPHEV」はヨーロッパで販売が絶好調。今後は研究開発費をそちらに配分し、“エコなSUV”で世界市場を勝ち抜くというのが三菱自動車の戦略でしょう。

 報道の通り「パジェロ」の新規開発が中止されるならば、「パジェロ」という歴史はいったん終わりを迎えるかもしれません。しかし、同様に幅広く愛される三菱自動車らしいクルマが、エコカーとして再び登場しないとも限りません。その誕生に期待したいところです。

【了】
提供:乗りものニュース

Writer: 大西紀江(ライター/編集者)

静岡・伊豆出身のライター、編集者。乗りものオタクの総本山ともいうべき某出版社の編集を経て、フリーランスに。以来、自動車を中心に模型から時計まで、幅広く執筆&編集を手掛ける。象の調教師の免許あり。

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