手取り50万円or積立投資? 日産「GT-R」1082万円仕様を購入出来るシビアな条件とは
クルマ好きの多くが憧れる日産「GT-R」は、ベースグレードでも1000万円以上する高額車です。そんなGT-Rを手に入れるためには、どんなマネープランが必要なのでしょうか。
手取り50万円あればなんとか維持することはできる?
国産車随一のパフォーマンスを持つ日産「GT-R」は、ベースグレードでも1000万円以上する高額車です。
そんなGT-Rを手に入れるためには、どんなマネープランが必要なのでしょうか。
2007年の登場以来、その超ド級ともいえるパフォーマンスで国産スポーツカーを代表する存在となってきたGT-R。
発売当初は777万円という、ワールドクラスのパフォーマンスを持つクルマでありながら非常にリーズナブルなことも魅力の1台でした。
その一方で、さまざまな特別仕様車やハイパフォーマンスモデルもラインナップされ、2021年12月現在では、ベースグレードである「ピュア エディション」の1082万8400円から「GT-R NISMO スペシャルエディション」の2464万円までと、価格帯の幅が大きいモデルとなっています。
最低でも1000万円以上であるため、決して誰もが購入できるクルマではありません。
しかし、国産車随一のパフォーマンスをもち、さらには日産、そして日本を代表するスポーツカーの証であるGT-Rの系譜を受け継ぐクルマとして、なんとしてでもこのクルマを手に入れたいと思う人は決して少なくないことでしょう。
では、GT-Rを購入するとなれば、どのようなマネープランが想定されるのでしょうか。
例えば、子どもの頃からGT-Rに憧れた若いクルマ好きを想定してみましょう。
正社員として働く扶養する家族のいない単身者で、なおかつ貯金などの金融資産が一切ない状態を前提とします。
まずは一般的なローンを組んだ場合を見てみましょう。
もっとも価格の安い「ピュア エディション」に、最低限のオプションと諸費用を加えると、乗り出し価格は約1150万円となります。
これを、実質年率4.9%の頭金無し、ボーナス払い無しのの60回分割払いで支払うと、月々の支払額は約21万6500円です。
可能な限り収入をクルマに注ぎ込めるとした場合でも、これだけの金額を支払うには、少なくとも50万円から60万円以上の手取りが必要といえます。
とはいえ、仮に手取りが50万円だった場合、ローン支払い額の21万6500円に加えて、駐車場代や任意保険、ガソリン代などの費用を少なくとも月に5万円。
加えて、車検やメンテナンスのための費用として月に5万をプールし、さらにそのえ うえで家賃や生活費を支払うとなると手元に残るお金はほとんどなさそうです。
一方、GT-Rはほかの日産車と同じく残価設定ローンを利用することができます。
残価率は約39%となっているため、60回払いで残価設定ローンを組むと、月々の支払額は16万円程度にすることができますが、それでもかなり高額であることには変わりありません。
つまり、ベースグレードのGT-Rであっても、手取りの月収が50万円以上、年収にしておよそ800万円以上の収入がある人が、そのほとんどをクルマに注ぎ込んだとして、「なんとかやっていけないこともない」となるようです。
ただ、一般的にいって、20代で年収800万円を超える人はそれほど多くありません。
また、収入のほとんどをクルマに注ぎ込める人も少ないことを考えると、若くしてGT-Rを手に入れるのは決して簡単なことではないようです。
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