「あれ、サイドスタンド浮いてない!?」 ホンダの進化した2輪姿勢制御 バイクの自然な操縦を目指す
ホンダは2021年11月25日に、2050年交通事故死者ゼロに向けた、先進の将来安全技術を世界初公開し、同日開催された報道向けの取材会では「自立するバイク(電動)」のデモンストレーションも行なわれました。
目指すは人車一体、技術はあくまでも“アシスト”に徹する
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ホンダは2021年11月25日に、2050年交通事故死者ゼロに向けた、先進の将来安全技術を世界初公開し、同日開催された報道向けの取材会では「自立するバイク(電動)」のデモンストレーションも行なわれました。
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会場に準備された車両はホンダ「NM4」の外観ですが、リアセクション(主にスイングアーム部)は明らかに標準とは異なる構造となっています。
バイク自体がバランスを保つ技術は、2017年のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に出展された「ライディングアシスト」がありましたが、当時の技術は前輪ジオメトリ変更機構と前輪操舵制御によるもので、自立するために当然ハンドルも動き、ライダーの意に沿わないことが課題となっていました。
この日お披露目となったプロトタイプ「ライディングアシスト2.0」では、車体・後輪揺動機構が新たに搭載され、前輪操舵アクチュエーターとともにバイクのバランスをアシスト、前輪操舵制御の比率を下げ、ライダーとマシンが協調する「一体感」が進化しています。
明らかに標準とは異なる構造のリアセクションは、バイクが傾いた方向と反対側に車体を動かして復元力を発生させるものになっており、後輪も向きを変え、傾きが得られることで操舵と車体重心が別々に動かせるため、ハンドル操作の自由度が拡大されました。
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バイクはあくまでも人が操作することで楽しさも得られる乗り物であり、支えが無ければ車体は倒れるものです。バイクを自立させようとする技術は「バランスアシスト」として停車時や低速走行時の不安感を無くすために開発され、「安全性の向上」と「意のままに操縦する楽しみ」の両立を目指しています。
提供:バイクのニュース
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