マツダの新型SUV「CX-50」がタフすぎる! なぜ日本で売らない!? 北米のワイルドSUVが激アツ!

スバルがラインナップするふたつのオフロードSUVとは

 北米のユーザーから高い人気を誇るスバルは、「ウィルダネス」というオフロード仕様を2021年夏に展開。現在は「アウトバック」と「フォレスター」に設定しています。

「アウトバック ウィルダネス」のフロントフェイスは、専用フロントバンパーやスキッドプレートなどによるワイルドなデザインが特徴的です。

日本導入を望む声が多いスバル「アウトバック ウィルダネス」
日本導入を望む声が多いスバル「アウトバック ウィルダネス」

 ボディカラーの専用色として「ガイザーブルー」が設定されていますが、これはスバルのラリーマシンに用いられたブルーと、アメリカの国立公園でしか見られない光景をイメージしたカラーだといいます。

 外装の特別アイテムとして、大型化されたホイールアーチクラッディング、六角形のLEDフォグランプ、マットブラック仕上げのアンチグレアフードデカールなどを装備。

 ウィンドウトリムやエクステリアバッジはブラック仕上げとし、フロントフェンダーやリアゲートには「WILDERNESS」バッジを装着するほか、イエローのアクセントカラーを施したルーフレールやけん引フックを装着するなど、アクティブなシーンでの実用性を高める専用装備も採用されます。

 さらに、内装もイエローをアクセントとし、ブラックとグレーのダークトーンで全体をコーディネート。防水性を備えたシート表皮を後席シートバックなども採用し、アウトドアでも気兼ねなく使える機能性を実現しました。

 搭載されるエンジンは2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンで、リニアトロニックCVTが組み合わされます。

 オフロード性能も高められ、アプローチアングル、ランプブレークオーバーアングル、デパーチャーアングルを拡大。最低地上高を9.5インチ(240mm)まで高めることで、路面との接触に対する安心感が向上しています。

「フォレスター ウィルダネス」も同様に、タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけ、デザインと走破性や機能性を強化することで個性をさらに際立たせました。
 外観は、ブラックカラーのプロテクションパーツをボディ全周にわたって装着。立体的な造形でたくましさを表現するとともに、車体を保護する役割も兼ね備えています。

 また、高いオフロード性能を視覚的に伝えるために、大胆な六角形のフロントグリルや大型のホイールアーチクラッディング、フロントスキッドプレート、六角形のLEDフォグランプ、マットブラック仕上げのアンチグレアフードデカールなどを採用しました。

 さらに、標準モデルに対してルーフレールの幅を約20mm拡大して最大積載量が増加。ラダータイプのルーフラックは、動的耐荷重が220ポンド(約100kg)まで、駐車時には800ポンド(約363kg)まで支えることができます。

 エンジンは、2.5リッター水平対向4気筒直噴エンジンを搭載。レシオカバレージ(変速比の範囲)を拡大し、ファイナルギヤ比をローギヤ化したリニアトロニックCVTを組み合わせることで、駆動力を向上しています。

 また、空冷オイルクーラーを追加し、標準モデルの2倍に当たる3000lbs(約1360kg)の牽引能力を実現しました。

※ ※ ※

 これらのモデルに興味を持つ日本のユーザーも多く、1台で街乗りもオフロードも両方こなせるワイルドなSUVは日本でも受け入れられる可能性がありそうです。

 しかし、いずれのオフロード系SUVも北米のみでの展開となり、日本で導入される予定がないのは残念な限りです。

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