トヨタのサブスクKINTOに「解約金0円プラン」新設! 同じ車の再契約もOK! 既存プランとの違いは?
トヨタ系サブスクリプションサービス「KINTO ONE」に、「解約金フリープラン」が加わります。中途解約に伴う解約金がゼロになる特徴がありますが、既存の「初期費用フリープラン」とは、どのような違いがあるのでしょうか。
申込金を支払うことで、解約金がゼロに
2021年12月1日、トヨタが展開するサブスクサービスのKINTOは新たに「解約金フリープラン」を「KINTO ONE」に追加すると発表しました。
KINTO ONEは、毎月定額でトヨタやレクサスの新車に乗れるサービスです。月額利用料には、車両代を始め税金や保険、メンテナンス代も含まれています。
現行の「初期費用フリープラン」の場合、例えば「カローラ クロス」の3年契約・ボーナス払いあり(11万円)だと月額2万7720円(税込)で利用できます。
12月14日に新たに加わる解約金フリープランは、所定の申込金を支払うことで、中途解約にかかる解約金がゼロになるとともに、契約時に設定した利用期間の満了後も乗っているクルマを引き続き利用できるようにするというものです。
契約時に支払う申込金は月額利用料の約5か月分です。実際の金額は車種により異なりますが、19万円から37万円ほどになります。
既存の初期費用フリープランは、中途解約する際に残存期間に応じた解約金を支払う必要がありますが、新プランは不要です。
また、初期費用フリープランは、契約時に設定した利用期間(3・5・7年から選択)の満了時に「クルマを返却する」か「KINTOで新たなクルマを契約する」のいずれかを選択することになります。
しかし解約金フリープランは、利用期間を3年からスタートとする一方、満了時には月額利用料の約3か月分に相当する申込金を支払うことで、「これまで乗ってきたクルマを再契約する」も選べるようになります(「再契約」は2回まで。1回あたりの利用期間は2年のため、最長7年利用可能。再契約にあたり審査あり)。
これにより「使っているうちに、同じクルマにこのまま乗り続けたくなった」というニーズにも対応するといいます。
また、解約金フリープランは、当初設定する3年の利用期間中、初期費用フリープラン(3年契約)と比べて約10%安くなります。
加えて、再契約の場合には、その都度、所定の申込金を支払うことで、3年の利用期間中と比較して、月額利用料は約15%、さらに、2回目の再契約の場合には約30%安くなります。長く乗るほど安く利用できる形です。
KINTOは、これまで「お客様がカーライフを始めるにあたっての費用や手間の軽減を通じて、『入口』の整備に重点を置いてきました」と説明。
そして「今回、新プランの追加を契機に、次なるフェーズに一歩を踏み出し、解約金ゼロ、契約満了時の選択肢(これまでお乗りのクルマの「再契約」)を増やすことで、『出口』、すなわち、カーライフをスタートしたのちの自由度をさらに高めていきます」としています。
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