ボルボのベストセラーSUV「XC60」がマイナーチェンジ! より使いやすくなったその理由
世界中で一番売れているボルボモデルが「XC60」です。2021年9月にマイナーチェンジを受け日本で発売されました。Google搭載のインフォシステムで、なにがどう変わったのでしょうか。
エクステリアは小変更、大幅に変わったのは中身
ボルボの新しいプラットフォームSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)が開発されたのが2013年。スケーラブルなのでボルボ「90シリーズ」と「60シリーズ」に採用し、規格を同じにするモジュラー化、PHEVを想定した電動化も実現しています。
当時、通常の車両開発では考えられない桁違いの1兆3000億円(日本円換算)という開発費を注いでできただけあって、その仕上がりは優秀でした。
その後2015年から、ボディが小さなモデル用にCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)というプラットフォームが採用され、ボルボはオールラインナップで新しいプラットフォームに切り替わりました。
そして今回「XC60」のマイナーチェンジが施されました。
よりコンパクトなSUV「XC40」の販売台数が多そうですが、実際にはグローバルではXC60が若干上回り、なんとXC60がボルボで一番売れている車種になっています。
道幅や車庫の問題などの影響もあり、日本ではXC40がベストセラーになっていますが、それでもXC60は2位の座を確保しています。
日本導入時、XC60はボルボ初の日本カー・オブ・ザ・イヤー(2017−2018)を受賞したモデルになりましたが、多くのユーザーがそれを認めているということでしょう。
そのXC60が今回マイナーチェンジを施し、2022年モデルとしてよりスマートなXC60に生まれ変わりました。
おもな変更点は、エクステリアは前後のバンパー付近の小変更、室内では新インフォテイメントシステムの導入、安全性では先進安全機能の一部変更などです。
外観では、フロントバンパーのグリル下の開口部が大きめになりました。「インスクリプション」グレードではスカート部分にクロームのアクセントが入って豪華さを増しています。ラジエターグリルは現行よりシャープで引き締まった感じになりました。「R-デザイン」ではスカート部のデザインが変わり、かなりアグレッシブな雰囲気が漂っています。
リアはテールパイプが隠れたのが大きな変化です。今回の試乗車は「XC60リチャージPHEV T8 AWDインスクリプション」で、まだエンジンを搭載するPHEVですが、電動化を強調するデザインになっています。
基本骨格や基本デザインは変わっていませんが、新デザインのホイールと4色の新しいボディカラーによって、マイナーチェンジをアピールしています。
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