未知の世界? 「トンネル非常口」の先は? 非常時に覚えておきたい活用法とは

避難の判断は自分でしても良い? 実際の避難の際の行動とは

 高速道路利用者の安全を守る非常口ですが、実際にトンネル内でトラブルが起きた際は、自分の意思で避難しても良いのでしょうか。

 前出の首都高担当者は、非常口の利用について「お客さまが地震や火災などの際にトンネルから避難が必要と判断された際には、ご自身の判断で非常口を開け避難をしてください」と説明します。

 一方で、高速道路で火災などのトラブルが起きた場合には、トンネル内のスピーカーから緊急放送が流されるようになっているといいます。

 さらに、「地震や火災などが発生したときや、トンネル用信号機やトンネル警報板に情報が表示されたときなど、外に出るような誘導があった場合は、速やかにトンネルの外に出てください」とも話しており、このように誘導されて避難に至る場合も多いようです。

東京湾トンネルの換気所(Photo:Google Map)
東京湾トンネルの換気所(Photo:Google Map)

 では、実際に避難するときはクルマなどをどのように置いていったら良いのでしょうか。担当者は避難の方法について、次のように話します。

「まず、トラブルが起きた際は、クルマは非常口の前を避けて、左側か右側に寄せて停車させてください。

 そして、鍵は車内に残したままにし、ドアはロックしないで避難をおこなってください」

 これに加えて、首都高では貴重品をしっかりと持って逃げることや連絡先のメモをクルマに残すことを推奨しています。

 ただし、いかなるときでも命が最優先であるため、すべての行動に関しては安全に配慮したうえで、冷静に判断をおこなうように心がけましょう。

※ ※ ※

 首都高では、もし、車椅子や怪我などで階段を利用できない場合は、非常口内に設置されている非常電話から係員へ連絡し、その場で待機するように求めています。
 
 避難が必要な場合には、年配の人やけが人など、互いに助け合って行動するように心がけましょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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