見たら幸せになれる「幸運のタクシー」 トヨタ「エスクァイア」など5千台中に7台しかない激レアタクシーとは
全国にはさまざまなタクシーが存在しますが、東京都を中心にタクシー事業を展開する日本交通は「幸運のタクシー」を運行しているといいます。
幸運のタクシー!? ピンク色の行灯タクシーとは
全国ではさまざまなタクシーが街中を走っていますが、なかでも見かけたりすると幸運になれるかもしれない「幸運のタクシー」と呼ばれるタクシーが存在するといいます。
東京に本社を置く創業90余の老舗タクシー会社である日本交通は、ハイヤー1676台(うち運行管理請負864台)、タクシーは6713台(連結会社4067台、業務提携会社2646台 ※2021年8月末現在)を保有し、都内には六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなど42箇所に専用乗り場があります。
そんな日本交通には、「幸運のタクシー」と呼ばれるタクシーがあります。
ピンク色の「桜にN」マークの行灯を上部に取り付けたタクシーとなり、都内を走る約5000台のうちわずか7台と極めて少ない、見つけられれば幸運なタクシーを運行しています。
SNSでは「ピンクのタクシー見ることができた!良いことありそう」という声や、「たまたま乗ったタクシーが幸運のタクシーでなんか得した!」など、実際に見た人や乗車した人の投稿が見受けられます。
この幸運のタクシーに乗ると「記念乗車証」をもらうことができ、SNSでは、乗車証の写真も合わせた投稿もありました。
そんな幸運のタクシーの誕生の経緯について、日本交通の広報担当者は、以下のように話します。
「タクシー100周年の年である2012年8月に、観光タクシーを利用してもらうお客さまに少しでも楽しんでもらおうという話題づくりも兼ねて、桜色の行灯をつけたタクシーが生まれました」
観光タクシーとは、「エキスパートドライバーサービス(EDS)」というサービスのひとつで、EDSは予約を承って観光やキッズサポート、シニアサポートなどをおこない、乗客に付加価値を提供するというものです。
当時、桜色の行灯は観光タクシーのみに取り付けられていましたが、2019年に社内車両の見直しがおこなわれ、観光ドライバー以外の一般乗務員の車両にも取り付けられるようになりました。
また、2019年から「幸運のタクシー」という呼び名もつけられたといいます。
7台の幸運のタクシーには、トヨタ「JPN TAXI」、「エスクァイア」、「アルファード」、「プリウスα(パノラマルーフ付き)」などがあります。
この幸運のタクシーの意味合いや想いについて、前出の担当者は以下のように話します。
「偶然の出会い、お客さまとのつながりを大切にしたいという思いが込められています。
今は新型コロナ禍でなかなか外へ出る機会も難しいときもありましたが、この幸運のタクシーを見つけたことで小さな幸せを感じてもらえたら嬉しいです」
※ ※ ※
幸運のタクシーは、2012年から少しでも乗車するお客さんに楽しんでもらおうということがきっかけとなり車両の運行が開始されました。
今では、SNSでも話題を呼び、お客さんとの偶然の出会いを求め、街中を走行しています。
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