3万円以下で免許が取れる? 「一発免許」は本当にお得? 教習所に通わずに免許取得が可能な制度とは
運転免許を取得する際、自動車教習所に通うのと直接運転免許試験場に試験を受けに行く方法がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
一発免許とは?格安で免許取得できる?
一般的に運転免許を取得する際には、自動車教習所(合宿免許含む)へ通い、運転に関する法律や実践的なクルマの運転方法を学ぶことが多いです。
しかし、自動車教習所に通わず運転試験場に直接行く場合を指して「一発免許」といいますが、どのようなものなのでしょうか。
一般的な運転免許の取得手順として、「学科試験」と「技能試験」のふたつに合格していることが求められます。
そのうち、自動車教習所を卒業した場合、技能試験は合格した状態となり、教習所卒業後に各都道府県の「運転免許試験場」において、「本免許取得試験」を受け、90点以上の点数を取得することで運転免許が取得できます。
しかし、運転免許の取得にはかならずしも自動車教習所に通う必要はなく、直接運転試験場に行って運転免許を取得する「一発免許」という方法もあります。
一発免許では、「仮免許学科試験」、「仮免許技能試験」、「学科試験」、「技能試験」の4つの試験に加え、取得時講習の受講が必要となります。
仮免許学科試験や仮免許技能試験、学科試験は指定教習所に通った人と同様におこなわれ、技能試験についても、S字やクランク、一時停止や縦列駐車など、教習所と同じ内容で試験が実施されます。
取得時講習では、普通車の場合には免許種別ごとの講習を4時間と、応急救護についての講習を3時間受けることになります。
自動車教習所に通っても、一発免許にチャレンジしても合格の基準は同様であるうえに、一発免許では取得者講習を受けなくてはいけません。
では、あえて一発免許を選ぶ理由とはどのようなものなのでしょうか。
一発免許をおこなう背景には、運転免許の取り消し処分を受けて欠格期間後に運転免許を取得する場合など、運転経験(交通知識)がある場合が挙げられます。
また、自動車教習所に通った場合と一発免許では、免許取得にかかる費用に差があります。
一般的な指定教習所では、AT限定免許では約30万円の費用がかかり、MT免許ではおおよそ2万円が加算された約32万円が相場となります。
一方、一発免許では普通車の場合、普通仮免許試験が5500円、普通免許試験5400円、取得時講習が1万5400円となっており、かかる費用は合計で2万6300円です。
このように一見金額だけ比較すると、一発免許のほうが費用を抑えられるように見えるかもしれません。
SNSでも「一発免許めっちゃ安い」「一発免許安いからやってみようかな」という声が見られ、「安さ」は一発免許の魅力のひとつといえるでしょう。
しかし、首都圏の指定自動車教習所の関係者は、一発免許について以下のように話します。
「一発免許はたしかに安い費用で免許を取得できるように見えますが、実際には合格率が低く、何度もチャレンジしてしまうともちろん費用もかさみます。
もともと一発免許は、すでに経験や知識がある人がなんらかの事情で運転免許を取得するための制度ともいえるものです。
そのため、初めて運転免許を取得する人であれば、自動車教習所で基礎から学んだうえで、運転試験場にいくのが良いといえます」
実際にSNSでも「一発免許、超安いけどまじでうからない」「一発免許は尋常じゃない時間と精神力が必要……」などの声が見受けられます。
このように、一発免許での合格は難易度が高いことから、結果として再受験を繰り返して試験費用が重なったり、結局は指定教習所へ通うことになったりするかもしれません。
私が試験場で取得した免許は、当時の自動二輪(大型二輪)、普通自動車、けん引、大型二種免許です。
自動二輪は、当時教習所さえなかった時代です。
大型二種は、まだ認可されてた自動車学校がありませんでした。
20万円ほどで、自動車学校で教習だけならありましたが。
認可されてないから、試験場に行って学科と実技試験を受けなければいけませんでした。
最近では運転免許試験場に行かずに教習所で学科試験を受験できるという事ですかね?免許センターが近くに無い人は便利ですね。