クルマを運転していると、飛び石によって予期せずフロントガラスにヒビが入ってしまうこともあります。

　とくに高速道路などではすぐに停車することは難しいかもしれませんが、ガラスにヒビが入ってしまった場合は、そのまま走行し続けても危険ではないのでしょうか。

　飛び石などによって、突然フロントガラスがヒビ割れしてしまった場合の走行について、首都圏のガラス修理専門店の担当者は以下のように話します。

「ヒビの程度が浅く、広がる恐れが少ない場合には、一般道路か高速道路かにかかわらず、そのまま走行してしまう人も多いようです。

　しかし、目で見たヒビの深さと、実際のダメージの大きさは異なることもあるため、かならずしも安全とはいえないでしょう」

　高速道路では速度が出ているぶん、フロントガラスへの風圧が強く、一般道路に比べて、ヒビも広がりやすいことが考えられます。

　突然、フロントガラスにヒビが生じたり、もともとあったヒビが広がっていたりした場合には、クルマを安全な場所に停車させ、保険会社などのレッカーを手配するのが良いでしょう。

　そうしたロードサービスを利用するのはもちろん、その後の対処については、ヒビの大きさが1cmから2cm程度でそれ以上広がる可能性がない場合には、リペアをおこなうこともできるようです。

　前出のガラス修理専門店の担当者は、フロントガラスのリペアについて以下のように話します。

「ガラスのヒビは放置しておくと悪化する危険性が高くなっています。

　ヒビの程度や割れ方によりますが、比較的程度の浅いヒビの場合には、リペアをおすすめすることがあります」

　ヒビの程度について素人目で判断することは難しく、一見浅い傷に見えても、実際にはガラスの深くまでヒビが入ってしまっていることもあり得るため、一度販売店などで確認してもらうほうが良いかもしれません。