あなたの免許は何色? 「ゴールド免許」は都市伝説? 優良運転者になる条件とは
優良運転者の証といわれる「ゴールド免許」ですが、どのような条件で取得出来るのでしょうか。運転免許証の色による区分やメリットなどはどうなっているのでしょうか。
優良運転者のみが受け取れる?ゴールド免許の取得条件は?
運転免許証には、「グリーン」「ブルー」「ゴールド」と色分けがされています。
なかでも「ゴールド免許」は、優良運転者の証とされていますが、どのような条件で受け取ることができるのでしょうか。

運転免許の取得や帯の色にかかわる規定については、道路交通法第92条において定められています。
免許保持者は、違反や事故歴の有無によって、5つの区分に分けられており、帯の色もその区分によって異なる色が適用されています。
有効期限が記された帯の部分には、「グリーン」「ブルー」「ゴールド」の3種類があり、運転者の区分に合わせた色が適用されています。
はじめて運転免許を取得したすべての人に該当するのが「新規取得者」という区分で、免許を取得後3年間はこの区分に配属され、免許証はグリーンの帯です。
ブルーの帯は「初回更新者」と「一般運転者」「違反運転者」という3つの区分で使用されます。
「初回更新者」は、免許証の新規取得後、初回の誕生日から3年後に義務付けられた初回講習に参加すると初回更新者となり、有効期限は3年です。
「一般運転者」は、免許取得から継続して5年間が経過し、違反点3点以下の軽微な違反を1回のみの人で、有効期限は5年です。
「違反運転者」は、複数回の違反や怪我のある事故を起こした人で、有効期間は3年です。
一方でゴールド免許は、「優良運転者」の区分において使用され、これは免許取得から5年以上が経過し、違反や怪我のある事故を起こしていない人で有効期限は5年です。
そのため、ゴールド免許は「優良運転者の証」として、SNSでも「これからも安全運転頑張る!」「晴れて憧れのゴールド免許になりました!」など、取得を喜ぶ声が多く見られます。
ゴールド免許の条件について、首都圏の免許センターの担当者は次のように話します。
「自分以外に怪我した人がいる事故は、基本的に人身事故などの扱いになり、行政処分の対象になります。
一方で物損事故の場合では、行政処分にはならず、違反点も加点されません。
よって、行政処分および違反点の加点の有無が、ゴールド免許の取得に関わることになります。
なお、物損事故で周囲の人に怪我がない場合でも、例えば酒気帯び運転など、ほかの要因によって違反に該当した場合も、該当期間にゴールド免許の条件に当てはまらなくなる場合があります」













