あなたの免許は何色? 「ゴールド免許」は都市伝説? 優良運転者になる条件とは
優良運転者を表すだけじゃない! ゴールド免許のありがたいメリットとは
ゴールド免許を取得していると、優良運転者として証明されることはもちろん、ほかにもあらゆるメリットがあるようです。
そのひとつが、2020年12月に警察庁が実施の決定を発表した「ゴールド免許の保持者に限り、オンラインで免許の更新講習が受けられる」というものがあります。
これは、2021年秋頃から、北海道・千葉県・京都府・山口県の4つの地域で開始され、順次全国へ実施を拡大していくとされています。
ただし、免許証とマイナンバーカードの一体化を見据えておこなわれるため、オンライン講習の参加には、マイナンバーカードの所持も必須条件となっています。
また、講習自体はスマートフォンから参加可能なため、講習手続きの待ち時間などを軽減できますが、視力検査や顔写真撮影のために、一度警察署や免許センターなどへ足を運ぶ必要もあります。
しかし、現在では、新型コロナウイルス感染症の蔓延が見受けられるため、他人との長時間の接触をできるだけ避けるという意味では、オンライン講習も効果的であるといえるでしょう。

一方で、オンライン講習が受けられない地域においても、ゴールド免許の講習は、ほかの講習よりも短い30分ほどで終了です。
さらに、地域によって異なりますが、講習の手数料も安く、東京都の場合、手数料の総額はブルー免許で3300円ですが、ゴールド免許では3000円になるというメリットがあります。
そのほか、更新の手続きについても、運転免許センターに足を運ぶ必要がなく、更新通知のハガキに記載されている警察署であれば、どこでも自由に選択しておこなうことが可能です。
また、ゴールド免許の保持者は、事故をおこす確率が低いとされ、自動車保険の割引対象になることも多いようです。
例えば、三井住友海上火災保険では、契約者がゴールド免許の保持者だった場合、「ゴールド免許割引」として、全体の保険料から12%割引となります。
※ ※ ※
また、ゴールド免許でない場合でも、自動車安全運転センターにて「SD(Safe Driver)カード」を申請することで、ガソリンや飲食、宿泊などの料金が割引になるサービスが受けられます。
SDカードの発行には630円の手数料がかかりますが、1年以上の無事故・無違反で発行可能です。
このように、安全運転を心がけることは単純に免許証の色が変わるだけではなく、さまざまなメリットがあるといえます。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。













