令和と昭和の新旧「カウンタック」が夢の競演! モントレーはさながらカウンタック祭り
ペブルビーチでSクラス1位となった「LP400S」
「ザ・クエイル・モータースポーツギャザリング」におけるワールドプレミアから2日後となる8月15日の朝、デビュー間もないランボルギーニ・カウンタックLPI800-4は、アメリカでも最高の格式を誇るゴルフクラブのひとつ、「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」に降臨していた。
●ペブルビーチで繰り広げられた、新旧カウンタックの競演とは?
コンクール・デレガンスの当日、ペブルビーチ・ゴルフリンクスを代表するクラブハウス「ザ・ロッジ」とショッピングモールに挟まれた美しい芝生スペースは、コンセプトカーやスーパーカーの発表会場となるのが近年の通例となっており、今年も10数台の最新モデルたちが満場のギャラリーを熱狂させるなか、最高の注目を集めていたのは間違いなくカウンタックLPI800-4だったようだ。
その喧騒のかたわら、ペブルビーチ18番ホールに特設されたコンクール本選の会場では、世界各国から選りすぐられた、珠玉のクラシックカーたち約200台が集結。こちらはスペースが広い分、さらなる大観衆を集めていた。
前回2019年のペブルビーチ・コンクールでは、ランボルギーニ本社のクラシック部門「ポロストリコ」のバックアップによって、ミウラのワンメイククラスが成立。日本国内でもおなじみ「ミウラSVR」や、ジャン・トッドFIA会長の「ミウラSV」など、珠玉のミウラたちが美しさを競ったことを記憶している人もいるだろう。
そして、ペブルビーチ・コンクールが70回目を迎えた今年は、カウンタックの開祖「LP500プロトティーポ」が1971年のジュネーヴ・ショーにてデビューして以来ちょうど半世紀を記念して「クラスS:50周年のランボルギーニ・カウンタック」が設定された。
「クラスS」では、ランボルギーニ本社のミュージアム「MUDETEC(Museo Delle Tecnologie)」の全面バックアップを受けつつ、主にアメリカ国内の個人オーナーが所有するクラシック・カウンタックたち6台がエントリー。ステファン・ヴィンケルマンCEOもジャッジ(コンクール審査員)の一員として参画した厳正な審査の結果、上位3台がメインステージを踏むことになった。
そしてこの日の午後の表彰セレモニーでは、Sクラスの3位、レッドの1985年型「LP5000クワトロヴァルヴォーレ」を皮切りに、クラス2位となったイエローの1976年型「LP400ペリスコピオ」、そしてクラスウィンを飾ったグリーンメタリックの1981年型「LP400SシリーズIII」まで、カウントダウン形式で登壇。満場の大喝采を受けることになったのだ。
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世界最高の格式を誇る「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」。クラシック・カウンタックが素晴らしい存在感を見せつけた晴れ舞台で、復活したカウンタックLPI800-4が極上の競演を果たす。それは、ランボルギーニ・カウンタックが時代を超えたスーパースターであることを、今いちど世界に知らしめる大舞台だったといえるだろう。
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