ホンダ「オデッセイ」生産終了 「なぜ?」の声多し! ユーザーは何を想うのか

1994年に誕生したホンダ「オデッセイ」は、同社を代表するミニバンとして長らく人気を博してきたクルマです。そんなオデッセイは2021年で生産が終了されることが明らかになっていますが、ユーザーからの反響はどうなっているのでしょうか。

販売から27年!オデッセイの販売終了にユーザーはどう思う?

 ホンダは同社の高級ミニバンといえる「オデッセイ」を2021年内に国内での生産を終了することを明かしています。
 
 これに対して、ユーザーからはどのような反響が出ているのでしょうか。

日本での生産を2021年末で終了するホンダ「オデッセイ」 ユーザーからの反響は?
日本での生産を2021年末で終了するホンダ「オデッセイ」 ユーザーからの反響は?

 日本市場で、1994年に発売された初代オデッセイ。その後2代目(1999年)、3代目(2003年)、4代目(2008年)、そして現行の5代目が2013年から販売しています。

 その後、1997年に日産初代「エルグランド」、2002年にトヨタ初代「アルファード」、2008年にアルファードの姉妹車として「ヴェルファイア」が登場したことで、ラージサイズかつ高級路線のミニバンの市場が活性化。

 近年の販売台数では、アルファード/ヴェルファイアがオデッセイ、エルグランドに大差を付ける形となっていました。 
 
 そんななか、オデッセイは2020年9月1日にマイナーチェンジモデルに関する情報を先行公開。その後、11月6日の発売以降は販売台数を伸ばしており、マイナーチェンジの効果が堅実に現れていたようです。

 このマイナーチェンジでは、外観デザインが変更されています。

 マイナーチェンジ前と比べると、フロント上部の水平形状のメッキがヘッドライトまで延びていることや、水平メッキのフロントグリルが横に広がりつつ上側に移動。

 さらに、フロントバンパーの形状も車両先方への張り出しが無くなる代わりに、左右端を繋ぐメッキパーツが加わったことで、スタイリッシュで上質なデザインとなりました。

 この際、SNSでは「顔がイカツくなった!」、「凛々しくなった」、「グリルが拡大してフラッグシップミニバンにふさわしい!」「マイナーチェンジで高級感が増して、迫力のあるフロントマスクになった」などという声が出ていました。

 また、「マイナーチェンジだけどフルモデルチェンジみたいに変わってる!」など、先行公開から発売までの流れをふまえて、新たなオデッセイの誕生に期待を寄せる声が相次いでいました。

 その一方で、前述のとおりホンダはオデッセイを2021年内に生産終了することをアナウンスしたのです。

 これに対して、ホンダは「オデッセイは狭山工場で生産されていますが、狭山工場の閉鎖に伴い、寄居への移管はせずに生産終了という判断となり、購入を検討されているお客さまへ出来るだけ多くお声がけすべく、各販売会社には2021年3月末に通達していました」と説明しています。

 オデッセイの生産終了に関して、SNSでは次のような声が出ていました。

「3列目も広々で快適だったのに…」、「低重心で走行性が良かったな」、「オデッセイは新型も割と見るのに生産終了するの意味わからない」、「S660やNSXは生産終了の発表をするのにオデッセイはなぜやらない?」、「オデッセイ生産終了なの?あの顔めっちゃ好きのに」

 さらに、2021年は軽トラック「アクティ」、軽スポーツ「S660」、フラッグシップセダン「レジェンド」、燃料電池車「クラリティ」、スーパースポーツ「NSX」と相次いで生産終了となることが明らかになっていることに対してSNSでは、次のような声が出ています。

「ホンダ、生産終了多すぎ、この先どうなるの?」、「ホンダの名車がなくなっていく」、「オデッセイ無くす前に無くしたほうがいいのがあるのでは?」、「色々と生産終了となり、ホンダの将来は大丈夫なのか」

 このように、オデッセイだけに限らずホンダ自体に対して心配する声も相次いで見られました。

※ ※ ※

 オデッセイは、国や地域によって販売戦略が異なっており、北米では日本仕様とは異なる全長5m超えのモデルが販売されているほか、中国ではふたつの販売会社からオデッセイという車名とかつて日本でも展開されていた「エリシオン」という車名で販売されています。

 今回のオデッセイは工場閉鎖に伴うものですが、この先新たな形で復活するのか、それともこのまま日本では無くなったままなのか、ホンダの今後に注目せずにはいられません。

ホンダ・オデッセイ のカタログ情報を見る

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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