スポーティさやSUV感がいいね! ファーストカーで乗りたい個性的な軽自動車とは
軽自動車ではスーパーハイトワゴンが人気を高めている一方、個性的なモデルも存在しています。経済性に優れた軽で、スポーティさやSUV感を身につけたモデルには、どのようなものがあるのでしょうか。
軽自動車は小さいからこそ個性が必要
日本独自の規格である軽自動車は、660ccという小排気量による低燃費や税金の安さなど高い経済性が魅力です。
最近は、さらに衝突被害軽減ブレーキをはじめ先進の安全装備も充実するなど、技術的な面でも進化しています。
全国軽自動車協会連合会が発表した「2021年上半期の軽四輪車通称名別新車販売台数」によると、絶対王者であるホンダ「N-BOX」を筆頭に、スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」といったスーパーハイトワゴンが軽自動車のトップ3に君臨。
さらに、利便性の高いハイトワゴンが上位を独占しています。
この傾向はここ数年変わらずで、「全長3.4m×全幅1.48m×全高2.0m以下、排気量660cc以下」という限られた規格だからこそ、背が高くて居住空間の広いモデルに人気が集中。4人乗車でもゆったり乗れるハイトワゴン系の人気は当分続きそうです。
人気を高める軽自動車ですが、「軽はなめられる」という意識もあり、ファーストカーとして選びにくいと考える人も意外に多いようです。
そこでお勧めしたいのが、際立った個性を持つ軽自動車です。
スポーティモデルやクロスオーバーSUVなどモデルなど、ファーストカーとしてあえて乗りたい軽自動車を紹介します。
●ホンダ「N-ONE」
軽自動車を敬遠する人の多くが持っている先入観のひとつに「運転が楽しくない」という思い込みがあるのではないでしょうか。
しかし実際は、軽ならではの軽量コンパクトなボディに、ターボで武装した加速力抜群のエンジンなどで、ヘタなスポーツカーに負けない運転する楽しさを併せ持つ「軽スポーツ」というジャンルがあります。
2022年末に生産が終了するホンダ「S660」もそのひとつですが、ホンダには別の軽スポーツが存在。それが「N-ONE」です。
現行モデルのN-ONEは、2020年にフルモデルチェンジした2代目。初代のイメージをそのままに、中身を進化させる手法を取り入れたことも話題になりました。
全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mmとハイトワゴン並みの背の高さを誇り、居住空間は大人4名が乗車しても十分なほど。これに58馬力のNA、64馬力のターボをラインナップしています。
なかでも注目なのが、ターボ搭載のスポーツグレード「RS」です。ほかのグレードは4WDも選べますが、RSは2WD(FF)のみ。CVTに加えて、S660譲りのクロスレシオ化された6速MTも用意されるなど、運転を楽しめる仕様になっています。
また、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載するなど、安全装備も充実。
愛らしい見た目からは想像できないのですが、さりげなく速いスポーツモデルとしてファーストカーに相応しいといえます。
N-ONE欲しかったけど、欲しい色とグレードが合わなくてなぁ…
高グレード専用色を設定するのはいいけど、低グレードの色は自由に選べてもいいんじゃないかと