レンタカーでオービス光らせた!? 自分の車以外でスピード違反したらどうなる?
新型コロナ禍において、密にならずに移動できる手段としてクルマ利用が増えており、あわせてレンタカーやカーシェアを使う人も増加しているようです。そんななか、レンタカーで走行中にオービスを光らせてしまったらどうなるのでしょうか。大手レンタカー会社に聞きました。
レンタカーの場合でも後日警察から通知書が届く!?
新型コロナ禍において、他者との接触を避けられると改めてクルマ利用が増えているといわれています。
自分でクルマを所有していない人や、鉄道や飛行機などで移動したときなどは、レンタカーやカーシェアを利用することになりますが、そんなときにスピード違反でオービス(速度違反自動取締装置)を光らせてしまうと、その後どうなるのでしょうか。
通常、オービスでの速度超過に関する通知は、数週間から数か月後にクルマの所有者宛に送られてきます。
クルマの所有者宛ということは、レンタカー会社に届くことになりますが、レンタカーを使用した本人宛に違反の通知は来ないのでしょうか。
実際のところはどうなのか、大手レンタカー会社に聞いてみました。
レンタカー会社によると、「その日時に貸し出していた運転者の情報を警察に情報提供という形でお伝えすることになります」との回答。やはり、「レンタカーで違反してもバレない」というわけにはいきません。
スピード違反は運転者への行政処分であり、クルマの所有者ではないのがポイントです。
レンタカーを借りるときには連絡先などの記入や運転免許証の提出が求められますが、そういった情報をもとに、後日、通知書が警察から利用者に郵送されます。
その期間は数週間から2か月と意外に幅広く、忘れた頃に届くこともあるようです。
この通知書には「○月○日、□□□(住所や道路名)で速度違反について、お尋ねしたいことがあります」とあり、出頭日時や場所も記載されています。
そして指定された期日に「通知書」「運転免許証」「印鑑」など指示されたものを持って指定の場所へ出頭するという流れとなります。
指定された場所に出頭すると、いわゆる取り調べのように、オービスで撮影された画像の確認があります。
ここで改めて画像に写っているのが本人か、超過した速度(何km/hオーバー)、同乗者についてなどを聞かれ、その場で違反切符を切られることになります。
このときに大きな違いが出るのが、超過した速度です。速度によっては反則金と違反点数だけで済むものと、違反点数が6点以上で一発免停となってしまうケースがあるのです。
旅行や出張など不慣れな土地でレンタカーを利用中、周囲の流れに乗ったつもりでもうっかりスピード違反してしまうケースが多いようです。そういったときこそ、スピードには気をつけたいところです。
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オービスが光ったように見えても、稀に通知書が送られてこないこともあります。これは、オービスの撮影画像で運転者の顔が見分けにくかった、ナンバーがはっきり写っていなかったということや、そもそも撮影されておらず勘違いだったということもあります。
夜間にフラッシュがたかれるケースは大きく分けてふたつあり、白っぽい光の場合は「Nシステム」の可能性が高いといわれています。これは犯罪捜査や交通状況を把握するためのシステムで、あくまでナンバーを確認するためのものです。
一方オービスのフラッシュは、目の前が一瞬赤くなります。これは運転者に「速度超過違反」を知らせ、その後の走行で速度超過を抑制する狙いもあって赤いフラッシュになっているといわれています。
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