ダイハツ「“小さくてタフ”な軽トラ」に注目! “ジムニー”の約2倍の地上高&“交換できる荷台”を実現した2007年公開のコンセプトモデル「マッドマスターC」とは
2007年に開催された「第40回 東京モーターショー」でダイハツが出展し、大きな話題を呼んだコンセプトカー「MUD MASTER-C(マッドマスターC)」について改めて紹介します。
小ささと軽さがもたらす高い走破性
2年ごとに開催される国内最大規模のモーターショー「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」や、毎年1月に開催される大規模カスタムカーイベント「東京オートサロン」などでは、毎回、来場者の関心を引く数々の新型モデルやコンセプトモデルが発表されます。
今回は、さかのぼること2007年に開催された「第40回 東京モーターショー」でダイハツが出展し、大きな話題を呼んだコンセプトカー「MUD MASTER-C(マッドマスターC)」について改めて紹介します。
マッドマスターCは、ダイハツによって開発されたコンパクトトラックです。2007年当時、創立100周年を迎えたダイハツは、新スローガン「Innovation for Tomorrow」をショーのテーマにも掲げ、軽を中心としたスモールカーが作り出す「楽しさ」「環境への優しさ」「広さ」の可能性を提案していました。
その中でマッドマスターCは、「小ささと軽さがもたらす高い走破性と、フレームボディの耐久性を兼ね備えた、スモール&タフなトランスポーター」として披露されました。
このクルマの際立った特徴は、その驚異的な悪路走破性にあります。ドライブシャフトとハブの接続部分にギアを組み込んだ「ハブリダクションシステム」と、太い16インチのオフロードタイヤを採用することにより、370mmという最低地上高を確保していました。

この数値はスズキ「ジムニー」の最低地上高205mmの約1.8倍に相当する圧倒的なもので、余裕のある3アングルと共に優れた踏破性と耐冠水性を実現しています。
もう一つの特徴として、用途に応じて荷台部分を交換できるアタッチメント式の構造が挙げられます。この仕組みによって、スポーツやアウトドアといった趣味の場面だけでなく、過酷な環境下での仕事にも対応できる画期的なモデルとなっていました。
実際に展示された車両には、自転車の積み下ろしに便利な「3面大型ガルウイングドア」を備えたボディが装着されていました。軽量かつコンパクトで耐久性の高いフレームボディを活かし、多様なシーンに適応できると説明されていました。
マッドマスターCは、全長3395mmというコンパクトな車体に、軽トラックと同じ660cc直列3気筒DOHCエンジンの搭載が想定されていました。組み合わされるトランスミッションについては明言されていませんが、シフトの形状やセンターコンソールのシフトパターンから、5速MTであったと見られます。
エクステリアはフルキャブスタイルを採用して力強さと存在感を主張し、インテリアはシンプルなインストルメントパネルに大型液晶マルチディスプレイや撥水シートを取り入れ、タフさを演出したデザインに仕上げられています。
「泥を極めし者」という車名が示す通り、高い踏破性と優れた汎用性を備えたマッドマスターCは、非常に魅力的なモデルでした。
ショーでの発表から約18年が経過した現在も市販化には至っていませんが、その革新的なコンセプトは現在でも色褪せることのない魅力を持った存在と言えそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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