暑い夏はガンガン「カーエアコン」使いたい! 駐停車時に使用するのに適した方法とは

そもそも禁止? 駐車時のアイドリング事情

 一方のアイドリング状態では、近隣の住民や環境に対して大きなデメリットが発生する可能性も考えられます。

 アイドリング状態に関しては、各都道府県において原則として禁止する「アイドリング・ストップ条例」が出されており、一般的に推奨されていない行為です。

 アイドリング・ストップとは、アイドリングしたままでクルマを駐停車させている状態を指しています。

 条例がつくられた理由としては、前述したように、アイドリング時はエンジンの始動音が鳴っているうえに、排気ガスも排出し続けている状態であるため、環境保全の観点から見ると良い状態とはいえず、近隣の住民にも迷惑がかかる可能性が高いからです。

都道府県などの条例で「アイドリング・ストップ」を禁止している場合が多い
都道府県などの条例で「アイドリング・ストップ」を禁止している場合が多い

 しかし、アイドリング・ストップには一部例外とされている場合もあります。

 例えばコンビニや公共施設の駐車場などでは基本的にエンジンを切ることが求められますが、信号や踏切での停車や人の乗り降りのための停車では、エンジンを切る必要はありません。

 また、幼児や病弱者などを乗せている場合に、休憩場所としてクルマを利用する際にもアイドリング状態での冷暖房の使用が認められています。

 そのほかの場合でも個別の判断にはなりますが、アイドリング・ストップしなくても良いというケースもあり得るようです。

※ ※ ※

 アクセサリー状態では、コンプレッサーなどが稼働しないため冷風を出すことができず、一方のアイドリング状態では、近隣住民や環境にデメリットを与えるとして、条例に反する場合があります。

 よって、どちらの場合が正しいというわけではなく、必要な際はアイドリング状態で使用することもできるという結論になります。

 暑い時期にエアコンをつけずに車内に滞在することは、熱中症などにつながる危険性があるため、できるだけ屋内の涼しい場所で休憩をとる方が良いかもしれません。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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