スズキ「“新”ちいさい本格四駆」に注目! 全長3.5m級の「カクカクボディ×オーバーフェンダー」が迫力満点! MTもある「ジムニーシエラ」登場7年目の“最新モデル”は何が進化した?
スズキの本格四駆「ジムニーシエラ」の改良モデルが2025年11月に発売されました。登場から7年を迎えた同車は、どのようなモデルに進化したのでしょうか。
スズキ「“新”ちいさい本格四駆」に注目!
スズキは2025年11月4日、コンパクトSUV「ジムニーシエラ」の一部改良モデルを発売しました。
ジムニーシエラの系譜をたどると、1982年にジムニーの排気量をアップさせて発売された「ジムニー1000」に行き着きます。文字通り1リッター(正確には970cc)直列4気筒エンジンを搭載し、軽規格から解放された「小型車」としてオフローダーの実力を発揮しました。
その後、1984年には1.3リッター直列4気筒を搭載した「ジムニー1300」が発売され、「シエラ」という名称は1993年に発売された同じく1.3リッターモデルに初めて採用。これらのモデルは、軽自動車のジムニーでいうところの2代目の時期に登場しています。
ジムニーのモデルでいう3代がデビューした1998年にも、「ジムニーワイド」という名前で“普通車のジムニー”は引き継がれました。

そして、2002年からはジムニーシエラと名乗るようになり、そのまま2018年発売の現行モデル(4代目)でも同様の名称を使用しています。
ジムニーシエラは、簡単に言うと、ジムニーの小型車版(登録車)です。しかし、室内寸法は基本的に変わらず拡幅分はトレッドの拡大や、より太いタイヤを装着するための寸法として使われています。
また、現行モデルは1.5リッターのエンジンを搭載しており、走行性能に余力があるのが特徴です。
ボディサイズは全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mm、ホイールベースはジムニーと同様に2250mmです。パワートレインは1.5リッター直列4気筒エンジンのみで、トランスミッションは4速ATまたは5速MTから選択できます。
駆動方式は全グレードがパートタイム4WDで、最低地上高は210mmと、ジムニーより5mmアップしています。燃費(WLTCモード)は14.3km/L~15.4km/Lです。
なお、ジムニーのトレッドは、フロントが1265mm、リアが1275mmなのに対し、ジムニーシエラのトレッドはフロントが1395mm、リアが1405mmとなっています。タイヤも同様にジムニーが175/80R16を使用するのに対して、ジムニーシエラは195/80R15と幅広いタイヤを採用しています。
ジムニーシエラのエクステリアで特徴的なのは、トレッドの拡大に合わせて拡幅されたフロントバンパーと、そこから車体後部に流れるオーバーフェンダーです。
いずれも迫力や力強さを表現するには十分なパーツで、世界基準の「本格四駆」らしい出で立ちとなっています。なお、インテリアは基本的にジムニーと変わりません。
7年目の一部改良では、ブレーキ時の踏力アシスト、および衝突が避けられない場合の自動ブレーキ「デュアルセンサーサポートブレーキII」が標準装備となりました。加えて、車線逸脱が予想される場合にハンドル操作を支援する「車線逸脱抑制機能」も同様に標準装備になっています。
ジムニーシエラは走行性能に余裕があるため、遠出をすることも多いでしょう。そんな時に役に立つのが「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」です。
そして、Rギアでアクセルペダルを大きく踏み込んでも、クルマが後方の障害物を検知しているとエンジンの出力を絞る「後方誤発進抑制機能」も安心できます。また、事故時には緊急通報やトラブルサポートを利用できる「スズキコネクト」にも対応しています。
ジムニーシエラの価格(消費税込)は227万1500円から238万5900円です。
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ジムニーシエラは、本格四駆としての高い走破性と、登録車ならではのゆとりを兼ね備えた一台です。
この頼もしい相棒となら、これまで躊躇していたタフな道や、さらに遠くのフィールドへも自信を持って踏み出すことができるでしょう。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)




























































