新たに「“4WD”ミニバン」発売へ! “アルファード超え”の大柄ボディ×「豪華内装」の“3列6人/7人乗り”仕様! めちゃ光る“ド迫力顔”が凄いッ! 「600馬力超え」のパイスぺックを誇るジーカー「009」とは?
「ジャパンモビリティショー2025」で日本初公開されたジーカー「009」は、日本市場で未開拓の「高級EVミニバン」分野に挑む1台です。その実力や特徴、市場への影響を探ります。
アルファードを上回るボディサイズの存在感
近年、日本の街中でも電気自動車を見かける機会が着実に増えてきました。環境性能だけでなく、静粛性や走行性能の高さが評価され、従来のガソリン車とは異なる価値を求める動きが広がっています。
そうした流れの中で注目を集めたのが、2025年10月の「ジャパンモビリティショー2025」で日本初公開となった「Zeekr 009(ジーカー009)」です。
このモデルは、中国の大手自動車グループであるジーリー(吉利汽車)が2021年に立ち上げたプレミアムEVブランド「Zeekr(ジーカー)」のフラッグシップMPV(マルチ・パーパス・ビークル=多目的車)に位置づけられています。
日本での販売は京都に本社を構えるフォロフライが担当し、まずは法人需要を中心に展開していく方針です。

ジーリーはこれまでに、ボルボやロータスといった欧州メーカーを傘下に収め、グローバル規模で電動化技術を磨いてきました。
その技術的な蓄積を背景に誕生したジーカーは、特に高級EV分野に特化したブランドとして存在感を高めています。その中でも009は、いわばブランドの象徴ともいえる存在です。
日本市場でこのモデルが興味深いのは、「高級EVミニバン」というカテゴリー自体がほぼ未開拓である点にあります。
ボディサイズは全長5209mm×全幅2024mm×全高1812mm、ホイールベースは3205mmと堂々たる体格です。
国内で人気を集めるトヨタ「アルファード」(全長4995mm×全幅1850mm×全高1935-1945mm、ホイールベース3000mm)と比較すると、全高はやや抑えられているものの、全体的なボリューム感ではさらに大きく、存在感は圧倒的です。
プラットフォームにはジーリーグループの「SEAプラットフォーム」が採用されています。
このモジュラー構造により、車種ごとに最適なホイールベースやパワーユニットを設定でき、開発効率と品質の両立を実現しているといいます。
大柄な車体でありながらCd値0.27という優れた空力性能を達成している点も見逃せません。
外観はミニバンの枠にとどまらない未来的なデザインが特徴です。フロントには154個のLEDを組み込んだ独自のライトシグネチャーを備え、ひと目でEVと分かる表情を作り出しています。
デザインはスウェーデンの拠点が担当しており、北欧らしいミニマルで洗練された雰囲気が漂います。
車内に目を向けると、そのコンセプトがより明確になります。3列6人または7人乗りのレイアウトは、家族利用だけでなくVIP送迎やハイヤー用途も視野に入れた設計です。
シートは最大12cmの厚みを持ち、ナッパレザーで仕立てられています。ヒーターやベンチレーション、マッサージ機能が標準装備されているため、長距離移動でも快適に過ごせるでしょう。
天井には15.6インチのスクリーンが格納され、20基のスピーカーを備えるヤマハ製サラウンドシステムと組み合わされます。
さらに大面積のパノラマガラスルーフが開放感を演出し、移動時間そのものを上質な体験へと変えてくれます。
走行性能もこのクラスにふさわしい内容です。前後にモーターを配置した4WDのデュアルモーター方式を採用し、最高出力612PS、最大トルク693Nmを発揮します。
0-100km/h加速は4.5秒と発表されており、大型ミニバンの常識を覆す加速力を備えています。
バッテリーにはCATLの第3世代CTP技術を用いたNCMバッテリー「Qilin」を搭載し、容量は140kWh、最大822kmの航続距離を実現しています。
日本の急速充電規格「CHAdeMO」に対応している点も、実用面では安心材料となりそうです。
安全面でも自動緊急ブレーキや車線維持支援、アダプティブクルーズコントロール、360度カメラ、自動駐車システムなどを備え、大型車であっても扱いやすい設計となっています。
参考価格は税別で1300万円とされていますが、装備内容や性能を踏まえると、プレミアムEVとしての位置づけが明確です。
2026年の正式導入が予定される中、この新しい高級EVミニバンが日本の市場でどのように受け止められるのかはまだ未知数です。
しかし、電動化が進む時代において、新たな選択肢が提示されたことは間違いありません。今後の展開に注目が集まります。
Writer: くるまのニュース編集部
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