悪路もイケてカッコいい! いまブームの「アウトドア」に最適なクルマとは
新型コロナ禍の影響もあり、密を避けられるアウトドアの趣味を楽しむ人が増えました。とくに最近はキャンプや釣りなどに人気が集中し、すっかりハマる人もいます。アウトドアに最適なクルマにはどのようなモデルがあるのでしょうか。
アウトドアに向いているクルマの条件は?
新型コロナ禍で自粛生活が続いていることから、密を避けられるアクティビティとしてアウトドアレジャーを楽しむ人が増えています。
数年前から「ソロキャンプ」などが話題になるなど、少しずつ盛り上がってきていますが、この新型コロナ禍になって勢いが加速。アウトドア関連などの施設は盛況といわれています。
キャンプ以外でも釣り自転車などの人気に再び火がつくなど、かつて1980年代に大流行したアウトドアブームを超えるほど人気を集めている状況です。
一方、最近は環境に優しいクルマが増え、舗装路を快適に走ることを前提にした「エコカー」が主流。
一般的なクルマでもアウトドアに行くことは可能ですが、せっかくだったらルックス的にも性能的にも海や山に似合うクルマで楽しみたいものです。
アウトドアで求められる性能として考えられるのが、悪路走破性です。決して4WDである必要はないかもしれませんが、十分なロードクリアランスがあり、多少のデコボコ道でも走り抜ける能力があるクルマとして、やはりSUVが相応しいでしょう。
また、ボディに加えて車内が多少汚れても問題ないタフさも欲しいところです。
ソファのような座り心地の良いシートではなく、多少の雨や雪、泥なども気にならない機能的なインテリアや使い勝手の良いラゲッジルームが備わっていると便利です。
走行性能としては、ハイパワーというより低速でもトルクフルで粘り強いエンジンが理想的。
電気自動車(EV)も増えていますが、充電ステーションがまだまだ少なく、いざというときに給油だけで済む利便性や、多くの荷物を積載しても前へ進むパワーの必要性を考えると、現状はガソリン車やディーゼル車がアウトドアに最適だといえそうです。
では、これらの条件を兼ね備えた、アウトドアに似合うクルマにはどんなモデルがあるのでしょうか。
●トヨタ「ハイラックス」
最近の日本ではあまり馴染みがありませんが、ピックアップトラックは世界中で需要の高いジャンル。そのなかでも1968年から歴史を積み上げてきたトヨタ「ハイラックス」は、「ランドクルーザー」と並び、世界中から愛され続けている名車です。
日本では「はたらくクルマ」のイメージが強いモデルを敬遠する傾向が強く、ピックアップトラックもそのイメージが根強かったのですが、近年のアウトドアブームでは大きな荷台を備えたピックアップを「SUT(スポーツ・ユーティリティ・トラック)」と捉える人が増えました。
そこで改めてハイラックスにも注目が集まっています。
現行ハイラックス(8代目)は2015年に海外で登場。2017年には日本市場から一時姿を消した2004年以来、13年ぶりに日本へ導入されました。
海外では2人乗りの「シングルキャブ」や2人乗り+荷物置きスペースがついた「エキストラキャブ」などもありますが、日本ではもっとも利便性の高い5人乗りの「ダブルキャブ」のみをラインナップ。
ボディサイズは全長5335mm×全幅1855mm×全高1800mmと、存在感のあるスタイルが特徴で、2020年のマイナーチェンジでよりワイルドなデザインを身につけました。
搭載されるパワーユニットは、排出ガスをクリーン化した2.4リッターディーゼルターボエンジン。最高出力は150馬力と控えめですが最大トルクは40.8kgmもあり、パートタイム式4WDの駆動方式でトルクフルな走りを実現。2tを超える大型ボディをグイグイ前に進める力強さを持っています。
なお、ハイラックスは、貨物車扱いの1ナンバー登録となっており、税金は安いのですが、車検を毎年受ける必要があります。
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