ロータス新型「エミーラ」はAMG製エンジンも搭載! 先進運転支援システムも充実
英ロータスは2021年7月6日、内燃ガソリンエンジンを搭載した最後のミドシップのスポーツカー「エミーラ」を発表。新たにメルセデスAMGから2リッター直列4気筒エンジンの供給を受けることも明かされた。
AMG製2リッターエンジンが搭載される!
英ロータスはミドシップ・スポーツカー、「エミーラ」を公開した。
ロータスは2020年代の後半には完全な電気自動車専門ブランドへ移行することを明言しており、エミーラは最後の内燃エンジンを搭載したモデルになる。
●シャシは新設計
エミーラの基本構造は、2シーターのオープン・スポーツカーの「エリーゼ」、そのクーペ版であり、サーキット・ユースに特化した「エキシージ」、そして2+2シーターの上位版の「エヴォーラ」という、1996年から2021年までのアルミ押し出し材による接着式シャシを用いてきた近代ロータスの流れを汲むものだ。
ただしこのシャシはすべての寸法が従来型のシャシとは異なるまったく新しいもので、ロータスの本拠地であるヘセルに近い、ロータス・アドバンスド・ストラクチャーで製造される。
ボディサイズは全長4412mm×全幅1895mm×全高1225mm、ホイールベースは2575mmとエヴォーラと非常に近しいサイズだ。18mm長く、47mm幅広く、2mm高いだけで、しかもホイールベースは共通である。
ただしエヴォーラが小さな後席を備えていたのに対し、エミーラは2人乗りとなる。シート後方にはVDA方式で208リッターのラゲッジ・スペースを備えるほか、エンジン・ルームの後方に151リッターの独立したトランクを確保している。
●エンジンは2種類
キャビン後方に横置きに搭載されるエンジンは、エキシージやエヴォーラで採用していたトヨタ製の3.5リッターV型6気筒スーパーチャージド・ユニットと、新たにメルセデスAMGから供給される2リッター直列4気筒ターボチャージド・ユニットの2種類。
前者には6段MTと6段ATが、後者にはデュアルクラッチ式の自動MTが組み合わせられる。
今のところ最高出力が365psから405ps、最大トルク43.8kgmということだけが公表されており、メルセデスAMG「A35」や「A45S」などに搭載されるM260型(最高出力306ps、最大トルク40.8kgm)およびM139型(最高出力421ps、最大トルク51.0kgm)のいずれかをベースにするのではないかと推測されるが、詳細については未公表。変速機も7段になるのか8段になるのかは、現時点では不明だ。
メルセデスAMGのパワーユニットは、エミーラのキャラクターに合わせて吸排気システムの変更がおこなわれることのみ、アナウンスされている。車両重量は1405kg以下を目標としており、0-100km/h加速は4.5秒未満、最高速度は290km/hに達するという。
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