新型コロナワクチン接種の直後にクルマの運転は大丈夫!? 気をつけるべき注意点とは
新型コロナワクチン接種が順調に進んでいます。2021年7月5日現在、高齢者を含む一般接種は3976万回を超え、また医療従事者なども1110万回を超えています。今後は65歳以上の高齢者だけでなく、一般の人にも接種が進んでいく予定ですが、新型コロナワクチン接種の後にクルマの運転をすることは大丈夫なのでしょうか。
接種後の副反応には要注意! クルマの運転は大丈夫?
諸外国に比べ、当初遅れが見られた我が国の新型コロナワクチン接種ですが、2021年春にまず医療従事者や高齢者など、優先すべき人々への接種がはじまりました。その後同年6月ごろには対象が一般市民にも拡大し、現在は全国各地で接種が本格化しています。
ただワクチンは、新型コロナウイルスへの感染や重症化を防ぐというメリットがある一方で、接種後に発熱や痛みなどの「副反応」が現れることがあり、その程度は個人個人により違いがあることも知られています。ではワクチン接種を受けた当日にクルマを運転しても大丈夫なのでしょうか。
厚生労働省は「新型コロナワクチンQ&A」という特設サイトにおいて、「ワクチンを接種した日は、車を運転できますか」という質問に対し、「ワクチンを接種した後の体調が良好であれば、基本的には運転をしても問題はありません。ただし、体調に不安がある場合は運転を控えることが大切です」という答えを掲載しています。
また一方で、別の「ワクチン接種後、生活上で注意することはありますか」という質問については「接種部位の痛みが出たり、倦怠感、発熱、頭痛や関節痛などが生じることがあります。できるだけ接種当日・翌日に無理をしないですむように予定を立てておくとよいでしょう」とも答えています。
つまり厚生労働省は、ワクチン接種後の運転について、「基本的に問題ないが、体調の変化があれば控えるべき」と考えていることがわかります。
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ではワクチン接種により、実際にどのような体調の変化が現れるのでしょうか。1回目の接種を受けた男性(50代)は、体調の変化について、次のように語ります。
「ワクチン接種を受けたのは、6月の平日です。午前中に接種を済ませた後、とくに違和感などはなく、オフィスに戻り、いつものように仕事しました。ところが夕方になり、体調に変化が現れました。立ち上がったときに軽いめまいやふらつきを感じるようになったのです。帰宅後にクルマで夕食の買い物に出かける予定でしたが、危ないかなと思い、歩いて行ける範囲で済ませました」
このように副反応は、遅れて発生することもあるため、接種当日はしっかりと様子を見たほうがよさそうです。
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