新型コロナワクチン接種の直後にクルマの運転は大丈夫!? 気をつけるべき注意点とは
2回目の接種ではより免疫反応が起こりやすい
また新型コロナワクチンは2回の接種を済ませることで有効な免疫を獲得することとなりますが、1回目のワクチン接種で体内にいくらかの免疫が生まれるため、2回目の接種でより免疫反応が起こりやすくなり、発熱や倦怠感、関節痛などの症状が出やすいとされています。
すでに2回の接種を済ませた医療従事者の女性(30代)は、自身に表れた副反応を振り返ります。
「1回目の接種後は、接種した部位にしばらく腫れと痛みが残ったくらいで、ふだんの生活にはまったく問題はありませんでした。しかし2回目は接種後にすぐに発熱した後、これまで感じたことがないくらいのだるさに見舞われ、何をするのもおっくうでした。じつは自分より早く2回目の接種を終えた同僚からは副反応について聞いていたのですが、これほどとは思いませんでしたね」
この副反応は翌日にも続いたそうです。
「朝起きてもだるさが残り、微熱が下がりませんでした。副反応に備え、お仕事をお休みにしておいてよかったと思います。当日、翌日ともクルマを運転する予定はありませんでしたが、もし運転するとしたらかなり不安を感じていたでしょう」
もちろん、接種したその日はクルマで出かける予定を入れないという安全策がとれるなら、問題はありません。しかし接種会場にクルマで向かうケースではどうでしょう。
ワクチン接種による副反応は個人差があり、先に紹介したように1回目でめまいを感じた人もいれば、問題なかったという人もいます。ただ「アナフィラキシーショック」、つまりワクチンが身体に入ってから短時間で起きることのある、激しいアレルギー反応の発生も考慮に入れると、やはり接種会場にひとりでクルマを運転して向かうことは、ある程度のリスクをともなうと考えるべきでしょう。
ワクチン接種に際しては、できるだけ徒歩や公共交通機関でアクセスできる接種会場や医療機関を選ぶこと、もしクルマ社会となっている地方在住でそれが難しければ、家族など信頼できる人に送り迎えをお願いするといった対策をとってはいかがでしょうか。
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