クルマのバッテリーは突然上がる!? 経験者が語るもしもの時の対処法とは

クルマで外出中にもっとも困るのが急なバッテリー上がりです。バッテリーが上がってしまった場合は、どうすべきなのでしょうか。また実際にユーザーが体験したバッテリー上がりの対処法も聞いてみました。

JAFへの出動依頼でも「バッテリー上がる」は常に1位

 新型コロナ禍によってクルマで外出する機会が増えている昨今、外出中に困るのが急なバッテリー上がりです。

 バッテリーが上がってしまうとエンジンがかけられず、パワーウインドウの開け閉めすらできなくなります。また、スマートキーの場合はドアの開錠・施錠ができなくなることもあります。

 バッテリーが上がってしまったらどのように対処したら良いのでしょうか。

救援車とつないでエンジンを始動させるジャンプスタート
救援車とつないでエンジンを始動させるジャンプスタート

 バッテリー上がりはロードサービスの出動理由の代表格ともいえるトラブルです。ロードサービスをおこなうJAF(日本自動車連盟)によると、2020年度のロードサービス出動件数は全部で204万6885件(4輪のみ、一般道・高速合わせて)でしたが、そのうちバッテリー上がりの出動は88万2740件で全体の41.69%を占めているといいます。

 最近では、スターターはもちろん、ヘッドライトやウインカーなどの灯火類、エアコンやナビといった電装品だけでなくさまざまなセンサーなども電力で作動しており、クルマはバッテリーへの依存度が高くなっているのです。

 通常クルマは走行することで「オルタネーター」と呼ばれる発電機が稼働し、バッテリーに電力を補充します。

 このオルタネーターはアイドリングだけでは十分な電力を発電できず、ある程度の長距離走行で安定して稼働してはじめて十分な発電量を確保することができます。

 最近のハイブリッド車はエンジンを発電用としているので自動で充電されると思われがちですが、それは駆動用バッテリーの話。

 電装系を動かすために補機バッテリーも搭載されており、ガソリン車やディーゼル車と同じく、ハイブリッド車でも走行することで補機バッテリーを充電するようになっているのです。

 バッテリー上がりは突然起きるものですが、予兆ともいえる症状がいくつかあります。

 そのなかでもわかりやすいのがスターター(セルモーター)の回転が鈍くなることです。それまで快調だったスターターが少し重苦しく回るようなら、ほぼバッテリーが弱っている状態といえるでしょう。

 また、パワーウインドウの作動もわかりやすい症状だといえ、開閉が遅く感じる場合はバッテリーの電力不足の可能性があります。

 とくにアイドリングストップ機能を搭載しているクルマは頻繁にエンジンのオン・オフを繰り返しているため、バッテリーの寿命も短くなるといわれています。

 ほかにもヘッドライトが暗く感じたり、バッテリー溶液が漏れたり変色しているなどの症状がある場合は、バッテリーの寿命が近いとされています。

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