ホンダ新型「ヴェゼル」は燃費向上!? 新HVを採用した最新SUVの実力を徹底検証!
2021年4月にフルモデルチェンジして2代目となったホンダ新型「ヴェゼル」は、新たにハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載しました。新型ヴェゼルの実燃費を調査すべく、高速道路やワインディング、一般道で走行テストをおこないました。
早くも人気のホンダ新型「ヴェゼル」、燃費はどうなの?
クーペ風のシルエットを持ったコンパクトクロスオーバーSUVとしてこのジャンルの先陣を切ったホンダ「ヴェゼル」が、2021年4月に2代目へとフルモデルチェンジを果たしました。
新型ヴェゼルの世界初公開時には「他メーカーのモデルに似ている」というような声もありましたが、実際には発売1か月後の累計受注台数は約3万2000台を突破。
月間販売計画(5000台/月)の6倍以上となる好調な立ち上がりを見せており、一部グレードでは納期が1年ともいわれるほど人気が出ています。
人気車種の新型ヴェゼルだけに実燃費も気になるところです。カタログ燃費では先代ヴェゼルハイブリッドを大きく上回る数値を叩き出していますが、実際のところはどうなのでしょうか。
新型ヴェゼルはガソリン車とハイブリッド車が用意されていますが、販売のメインとなるのはハイブリッド車の「e:HEV」です。
新型ヴェゼルに搭載されているe:HEVは、駆動用と発電用のふたつモーターを搭載したハイブリッドシステムです。
モーターのみで走行する「EVモード」、エンジン直結で走る「エンジンモード」、そしてエンジンで発電用モーターを駆動して駆動用モーターで走行する「ハイブリッドモード」のみっつの走行パターンを組み合わせて、状況に応じて効率的に走行するものとなっています。
今回テストで使用した新型ヴェゼルは、トップグレードである「PLaY」(FF)。パノラマルーフやHonda CONNECTディスプレイ(ナビゲーション)などが標準装備となったグレードです。
なお、同グレードのWLTCモード燃費は24.8km/L、市街地モードが24.5km/L、郊外モードが26.7km/L、高速道路モードが23.8km/Lとなっており、従来のJC08モード燃費では30.4km/Lです。
今回は神奈川県横浜市をスタートし、東名高速道路を経由して小田原厚木道路の小田原西インターまでの高速道路区間を走行。
そこからターンパイクを上り、大観山スカイラウンジを経由し、箱根新道を下るワインディング区間、そして、国道1号線から横浜市へ戻る一般道区間の合計約140kmの道のりを走破して新型ヴェゼルの実燃費を計測しました。
結果は、143.1kmの走行で燃費は24.1km/Lという数値になりました(車両の燃費計の数値)。
カタログ上での燃費数値は前述のようにWLTCモード燃費で24.8km/Lとなっていますから、WLTCモード燃費に近い結果となりました。
なお、今回は全区間ノーマルモードで走行し、エアコンは25度設定のフルオート、クルーズコントロールは未使用としています。
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