まさにスポーツカーも顔負け? 大排気量・高出力エンジン搭載のスーパーセダン3選

とんでもないエンジンを搭載したマッスルセダンとは?

●キャデラック「CTS-V」

まさにアメリカンマッスルカーの伝統を受け継いだかたちの「CTS-V」
まさにアメリカンマッスルカーの伝統を受け継いだかたちの「CTS-V」

 アメリカ車の高性能モデルといえば伝統的に大排気量のV型8気筒OHVエンジンを搭載し、現在も各メーカーから販売されています。

 一方で、世界的なトレンドのダウンサイジングターボエンジンを搭載したモデルも増えてきており、大排気量エンジン車は一部の特別なモデルやグレードに限定されている状況です。

 そんな大排気量で高性能なエンジンを搭載の特別なセダンの1台が、キャデラック「CTS-V」です。

 キャデラックはアメリカを代表する高級車ブランドとして長い歴史があり、所有することは成功者の証ということから、かつては柔らかなサスペンションに余裕あるパワーのエンジンと、ラグジュアリーな面を重視したラインナップを展開していました。

 しかし、2003年に登場した初代CTSはそれまでのキャデラックのイメージと異なり、欧州セダンのコンセプトに近いスポーティなミドルクラスセダンとしてデビュー。

 初代CTSにはハイパフォーマンモデルのCTS-Vが追加され、2008年に発売された2代目、そして2013年に登場した3代目にもCTS-Vが受け継がれました。

 この3代目CTS-Vに搭載されたエンジンは、6.2リッターV型8気筒OHVスーパーチャージャーで、最高出力は649馬力を誇ります。

 FRで2トン近いヘビー級の車体ながら0-96km/h加速は3.7秒と優れた加速性能で、シャシや足まわりもチューンナップされており、ブレンボ製ブレーキシステム、電子制御式LSD、減衰力をアクティブに制御するショックアブソーバーなどを採用し、日常の使用からサーキット走行まで対応。

 外観では専用デザインのフロントグリルやエアアウトレット付きのカーボン製ボンネット、小ぶりなリアスポイラーなどを装備してスポーティに演出されています。

 3代目CTS-Vは日本にも正規輸入され、日本仕様のトランスミッションは8速ATのみでしたが、アメリカでは6速MTもラインナップされるなど、スポーツカーイーターとして人気がありました。

 なお、現行モデルにも超高性能なミドルクラスセダンとして「CT5-V BLACKWING」が設定されており、エンジンは668hpまで高められた6.2リッターV型8気筒スーパーチャージドエンジンを搭載。6速MTを設定して最高速度は320km/hをマークします。

※ ※ ※

 欧州やアメリカでは日本よりもセダンの需要が高く、ラインナップは各社ともまだまだ豊富で、高性能なモデルも多数存在します。

 しかし近年、SUVの人気は欧米でも拡大しており、セダンのシェアは減少傾向にあるようです。

 さらに電動化の流れもあって、今後は大排気量で大出力のエンジンを搭載したセダンは、世界的にも貴重な存在となると予想されます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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