突然の幕引き? マツダ「マツダ6」「CX-3」がアメリカで販売終了 日本仕様との違いは?

マツダのアメリカ法人は、2021年5月21日に「マツダ6」と「CX-3」に関して次期モデル(2022年モデル)を販売しないと発表しました。北米でのラインナップから外れることになった2台ですが、どんなクルマなのでしょうか。

アメリカではセダンのみとされた現行マツダ6

 マツダのアメリカ法人は、2021年5月21日に「マツダ6」と「CX-3」に関して次期モデル(2022年モデル)を販売しないと発表しました。北米でのラインナップから外れることになった2台ですが、どんなクルマなのでしょうか。

アメリカ仕様のマツダ「CX-3」(2021年モデル)
アメリカ仕様のマツダ「CX-3」(2021年モデル)

 マツダのアメリカ法人は、同日に発表した声明のなかで「消費者の関心が進化し続けるなか、マツダは2022年モデルをもってアメリカ市場でのマツダ6とCX-3の販売を終了します。この2台は米国でのラインナップから外れますが、マツダのブランドに貢献したパフォーマンス、デザイン、品質、安全性を誇りに思います」と表明しています。

 マツダ6とCX-3は日本でも販売されているマツダ車で、マツダ6はセダンとステーションワゴンのふたつのボディタイプを用意、CX-3はSUVに分類されます。

 ただし現行モデルのマツダ6は、日本市場においてはセダンとステーションワゴンの設定があるのに対し、アメリカ市場ではセダンのみが販売されていたという違いがあります。

 エンジンラインナップも異なり、日本市場での現行マツダ6はガソリン仕様に加えディーゼル仕様が存在するのに対し、アメリカ市場ではガソリン仕様のみとされました。この違いは、CX-3も同様となっています。

 グレード体系を見ると、マツダ6は日本では「20S」「25T」「XD」などエンジンの仕様にあわせたグレード名が与えられていますが、アメリカでは「ツーリング(TOURING)」「グランドツーリング(GRAND TOURING)」といったグレードが設定されます。

 さらに、アメリカでのCX-3(2021年モデル)に関してはグレード名が日本と異なるほか、「スポーツ(SPORT)」のみのモノグレード設定というのも特徴です。

 アメリカでの販売終了がアナウンスされたマツダ6とCX-3ですが、日本や欧州などほかの市場では販売終了のアナウンスはなく、販売継続されます。

 それではここでクイズです。

 マツダ6は、アメリカなど海外の市場では、現行モデルより以前でもマツダ6と名乗り販売されてきましたが、日本ではかつて国内独自の名前で販売されていた時期がありました。

 これまでと現在のマツダ車の国内名と海外名の組み合わせで、間違っているものは次のうちどれでしょうか。

【1】アテンザとマツダ6

【2】デミオとマツダ2

【3】トリビュートとCX-3

【4】ロードスターとMX-5

※ ※ ※

 正解は【3】の「トリビュートとCX-3」です。

 トリビュートは国内向けモデルが2005年まで生産されていたSUVで、CX-3とは別のクルマです。

 マツダは、2019年5月にフルモデルチェンジした「マツダ3」(以前の国内名:アクセラ)から、国内でもグローバル名への移行を進め、2019年8月に「アテンザ」を「マツダ6」に、2019年9月に「デミオ」を「マツダ2」に車名変更しました。

 ロードスター(国内名)とMX-5(海外名)は例外となり、車名の統一はおこなわれていません。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

●くるまマイスター検定 公式ウェブサイト

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