【今夜は】強風注意! 運転時の横風どう対処? 隣の車にガツンで思わぬトラブルも
突然の横風…どうすればいいの?
実際の走行時に強い横風に煽られた場合には、出来る限り低速で走行することが重要です。
さらに、ドライバーとしてはクルマをふらつかせないためにも、ハンドルを両手でしっかりと握ることで、さらなる横風にも対応することが出来ます。
そのほか、周囲にトラックやバスなど風の影響を受けやすい大型車がいる場合には、出来るだけ車間距離を保つことで、大型車がふらついて車線を超えてきても対処することが可能です。
また、街中での低速時や停車時でも強風には注意が必要です。クルマを乗り降りする際にドアが風にあおられて勢いよく開いたことで、隣のクルマや壁などにぶつける恐れが考えられます。
第三者の物(クルマや施設)を損傷した場合には、損害賠償の可能性もあり得ますが、強風時にドアを開ける場合、どのようなことに注意をすれば良いのでしょうか。
JAFは、「強風時のドア開けテスト」を過去に実施しています。このテストでは、送風機を用いてドアに強風が当たるように風速(20m/s、30m/s、40m/s)という異なる状況を再現しています。
「人によるドア開けで、各風速でドアを押さえられるか?」というテストを、子ども2人(6歳男児・10女児)、大人2人(30代女性・40代男性)の計4人で実施しました。
その結果、子どもは2人共風速20m/sでもドアを押さえることが出来ず、大人2人は、風速20m/sではドアを押さえることができたものの、30m/sでは男性が押さえきれず、40m/sになると2人ともドアを押さえられませんでした。
テストをおこなったJAFは、強風時のドア開けについて、次のように話します。
「台風シーズンはもちろん、大気の不安定な時期は突風にも備えて、大人でも急に開くドアを押さえることは難しいため、両手でしっかりドアを押さえながら慎重に開けるようにしましょう。
また、子どもは勢いよく開くドアにつられて、クルマから転落する危険性もありますので、強風時は子どもにドアを開けさせず、大人が外からドアを開けて安全に降ろすことも大切です。
なお、実際の突風や台風による強風はさらに強いエネルギーを持っており、周囲にクルマや障害物がなくても、ドアが開ききってヒンジ(ドアを開閉させる部品)が壊れることもあるので注意しましょう」
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強風時の安全な降り方として、大人はドアレバーを引きながら、片手でドアを持つことで強風に対応出来ます。
子どもの場合は、後席ドアに付いている「チャイルドロック機能」を使用すると内側からドアを開けることを防止することができます。
横風や不意のドア開閉にも対応出来るため、強風時にはドライバーが同乗者に声がけすることで、それらのリスクヘッジが可能だといえます。
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