ホンダ全長4m以下の小型SUVは登場しない? 新型「ヴェゼル」好調も ライズサイズを望む声あり
ホンダは2021年4月23日に2代目となる新型「ヴェゼル」を販売しました。発売前からの先行受注も好調だといいますが、その結果長い納車待ちになっているといいます。また、ユーザーや一部の販売店からはトヨタ「ライズ」サイズのSUVを望む声も出ていますが、新たなホンダSUVの登場はあるのでしょうか。
高まるSUV人気のなかで、フルモデルチェンジを遂げた新型ヴェゼル
ホンダは、日本市場で2種類のSUVをラインナップしています。1台はミドルサイズの「CR-V」、そしてもう1台は2021年4月23日に2代目が発売されたコンパクトSUVの「ヴェゼル」です。
日本市場のコンパクトSUVジャンルで過去4度の王者に輝いたヴェゼルを有するホンダですが、海外に目を向けるとさらに魅力的なSUVが存在します。
昨今、世界中の自動車市場でさまざまなSUVが続々と投入されています。日本市場においてもその傾向は大きいです。
最近では、トヨタが「RAV4」「ライズ」「ヤリスクロス」を新規投入したほか、「RAV4 PHV」の追加、「ハリアー」のフルモデルチェンジなどをおこなっています。
さらに、2021年には「カローラクロス」の新規投入や「ランドクルーザー」のフルモデルチェンジなども予定されています。
マツダでも「CX-8」「CX-30」「MX-30」と相次いで新規投入され、既存の「CX-3」「CX-5」と豊富なSUVラインナップを誇っています。
そのほか、日産では近年のコンパクトSUVジャンルを開拓した存在といえる「ジューク」に代わり「キックス」を投入。近い将来には新型「エクストレイル」のフルモデルチェンジも噂されています。
そうしたなかで、ホンダでは前述のヴェゼルとCR-Vが近年のSUVラインナップとして展開されています。
初代ヴェゼルは2013年に登場し前述の通り2021年に2代目へとフルモデルチェンジ。先代CR-Vは2016年に一度日本から姿を消して2018年に現行CR-Vが復活して今に至ります。
そうしたなかで、海外市場では日本未発売のSUVが多く存在。北米では、「HR-V(日本名ヴェゼル)」「パスポート」「パイロット」。
中国では、「アヴァンシア」「UR-V」、「XR-V(ヴェゼル姉妹車)」といったモデル以外に中国専用EVとして「VE-1」「M-NV」がラインナップされています。
また、中国市場では新たなEVとして「Honda SUV e:prototype」を2022年春に同市場で発売予定です。
このほか、アジアや南米に「WR-V」、アジア向けに「BR-V」といったコンパクトSUVも投入されています。
こうしたなかで、日本市場では2代目ヴェゼルの注目度が高まっています。首都圏のホンダ販売店は次のように話しています。
「新型ヴェゼルは好調です。とくに、『e:HEV Z』や『e:HEV PLaY』が人気となり納期も長くなってお客さまにはご迷惑をお掛けしています。
そうしたこともあり、フィット クロスターをお勧めすることもありますが、コンパクトSUVとはやはり異なるようで、他社を検討される人も少なからずいらっしゃいます。
販売現場として、欲をいえばもう1車種のコンパクトSUVが欲しい要望はあります」
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このように新型ヴェゼルへの注目度は高いこともあり、納車時期が長くなっています。
また、トヨタやマツダがSUVラインナップを充実させていることもあり、ヴェゼルの弟分となるSUVの登場を期待する声も少なくないようです。
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