充電レーン登場 物流拠点のPA 車線は狭くなる? NEXCO東が描く近未来の高速道路とは
NEXCO東日本が「次世代高速道路の目指す姿」提示。道路やクルマを取り巻く課題について解決の方向性を整理しまとめています。時代の変化に積極的にアプローチする姿勢が垣間見えるなかで、どのような未来像が見えるか4つ挙げて紹介します。
課題解決の具体的な方策として並ぶ108の「打ち手」
このほど、NEXCO東日本がなんとも大胆な“将来事業の方向性”を発表しました。
今から10年後の2030年代、また20年後の2040年代までの社会変化を捉えて、道路事業者がどう対応するべきかという施策を「新しいモビリティサービス」という観点で取りまとめたのです。
その内容は、単なる“夢の構想”ではなく、高速道路が現在抱えている様々な課題を解決するための具体的な方策が詳しく描かれています。
手法としては、次世代の高速道路が目指す姿として次の10の目標を立てています。
(1)安全性:技術の進化により実現する事故ゼロの道路
(2)高速性:拠点間移動での優位性を発揮できる道路
(3)定時制:予定通りの移動・輸送を当たり前にする道路
(4)代替性・冗長性:災害に強く救援につながる道路
(5)結節性:様々な交通手段の組合せで移動の選択肢を広げる道路
(6)快適性:スムーズな移動で車内時間が心地よくなる道路
(7)利便性:使い勝手の良い道路
(8)持続可能性:カーボンニュートラルに貢献する道路
(9)地域融和性:まちに溶け込みまちとともに成長する道路
(10)エンターテインメント性:使うたびにわくわくできる道路(UXの追求)
これだけでは、なんとなく抽象的な印象を受けますが、今回の発表の特徴はこれら10の目標に対して、具体的に「108の打ち手」を明記し、さらにその中から「31の重点プロジェクト」を決めてプロジェクトの実行を目指すという点にあります。
重点プロジェクトが実現した場合、どのような課題解決が可能かを、筆者(桃田健史)の考えを踏まえて4つのケースで挙げてみたいと思います。
充電走行レーンは、言い換えればフル自動運転レーンとなるわけで、寝ながら目的地近くのICまで誘導してくれる。 その後自車搭載のバッテリーで走行する。そうすれば搭載バッテリー量も減少できるから車両価格も劇的に廉価となるだろう。
自動走行レーン走行車は、料金半額でお願いしたい。何しろお行儀良く渋滞原因を作らずに走行するのだから。
そうすりゃ普及する。
新幹線は旅客激減と路線バスと近距離飛行機が全滅するだろうけど。