1700万円超えのレクサスパトカー激走!? GT-R&NSXと夢の共演! 「追跡は勘弁!」なパトカー大集合!
高級スポーツカーをベースとしたパトカーでしばしば話題になる栃木県警ですが、GWのツインリンクもてぎで、それらの「スーパーパトカー」が一斉集合しました。
続々登場!? 栃木県警のスーパーパトカーたち
パトカーといえば、トヨタ「クラウン」などの上級セダンをベースとするのが一般的ですが、なかには特別なクルマをベースにした「スーパーパトカー」が存在することで知られています。
各都道府県警のなかでも、そうしたスーパーパトカーでしばしば話題になるのが栃木県警です。
栃木県は、大手自動車メーカーの本社こそありませんが、ホンダの研究施設や日産の主力工場があるなど、自動車産業にとっては非常に重要な土地です。
また、東北方面への大動脈である東北自動車道が県を縦断し、また「日本最速の一般道」ともいわれる新4号国道も存在するなど、常に交通の安全が求められる地域でもあります。
そうした土地柄もあり、栃木県警ではおもに交通安全意識の啓蒙を目的とした、スーパーパトカーが配備されています。
代表的なのは、ホンダ初代「NSX」をベースとしたパトカーです。高性能スポーツカーが続々と登場したことで、速度超過などによる重大事故が問題視されていた1992年に、ホンダから栃木県警へと寄贈され、県内を走る「走り屋」たちににらみをきかせていたようです。
また、2018年には日産の誇る高性能スポーツカーである「GT-R」をベースとしたパトカーも登場します。
これは県内在住の個人による寄贈という形での配備ですが、GT-Rが選ばれた背景には、前述の通り栃木県と日産の深い関係があるといわれています。
さらに、世界ラリー選手権(WRC)などで活躍したことで知られるスバル「インプレッサ WRX」ベースのパトカーも栃木県警は保有しています。
スバルの生まれ故郷である群馬県は、栃木県と隣り合わせということもあり、県西部を走る高速道路などで活躍していたようです。
そして、最近話題となったのがレクサスの高級クーペ「LC」をベースとしたパトカーです。
近未来的なデザインへと仕上がったこのパトカーですが、GT-Rを寄贈者と同一の個人による「交通事故の防止に役立てて欲しい」という希望のもとに2020年に寄贈されました。
スーパーパトカーのほとんどが、取り締まりに実用的ではない感じですね。
どちらかといえば、「速度違反の警告」を目的としているような感じでしょう。
実用性を兼ねているのは、スバルインプレッサWRXぐらいでしょう。
型は古いですが実際に走ると早くて、違反者を捕まえて、後ろに乗せて違反を確認させるのには、ちょうどよいでしょう。
クラウンは実用性は高いし、快適な車ですから。
他のレクサスやGT-Rは、運転するのには車好きであれば楽しいでしょうが、速度違反の摘発に使うとなると、後部座席が狭そうで、違反者の乗り降りには、不便でしょう。
でも、パトカー好きには、興味深い警察本部でしょう。