スバル新型「レヴォーグ」はファミリーカーとして最適!? ワゴンをあえて選ぶ理由とは
上質な内装に先進的な大型センターディスプレイ搭載
●質感の高いインテリアや便利な機能
新型レヴォーグの内装は、これまでのスバル車とは一線を画す上質なインテリアへと進化しました。
運転席に乗り込んで目に留まるのは、インパネ中央に設置された11.6インチの大型センターディスプレイです。
タブレットのように直感的に操作することができ、大画面なので地図も大きく表示されるのはとても便利。
加えてメーターは、国産車としてはほかにない、12.3インチのフル液晶メーターを採用。さまざまな表示方法に切り替えることが可能です。
とくにメーター中央に地図を表示するモードでは、ナビの経路案内も確認することができるなど、地図が苦手な人でもわかりやすい表示となっています。
また、前出のドライバーモニタリングシステムでは、運転中のドライバーの監視のほか、登録されたドライバーの顔を認識してシートポジションなどを調整してくれます。家族で運転することが多い場合、各々のポジションに再調整するのは煩わしいものですが、新型レヴォーグはその手間が省けます。
子供と一緒に後席に座ることが多いお母さんにとってうれしいのは、従来モデルにはなかった後席エアコンやシートヒーターが設置されたことです。また、振動や静粛性なども従来モデルと比べて大きく向上しており、ロングドライブでも後席でゆったり快適に過ごすことができます。
ひとつ惜しい点は、リアシートセンターアームレストのカップホルダーが浅いことです。レヴォーグの前身である「レガシィツーリングワゴン」からこのカップホルダーが浅く、500mlのペットボトルなどはクルマの発進や停止の前後Gによって傾いてしまうことがあり、ぜひ改善してほしいところです。
ちなみに、発進前に後席ドアが開閉された場合、走行後にエンジンを停止すると後席の乗員や荷物の存在をブザー音とメーター内への警告でお知らせしてくれる「リアシートリマインダ」を全車標準装備。後席にのせた子供や荷物の置忘れを防止するのに役立つ機能も搭載されました。
●ステーションワゴンとしての利便性
ステーションワゴンとして気になる積載性や機能性はどうでしょうか。
従来モデルも広い荷室を備えていましたが、新型レヴォーグでは大容量のサブトランクを新たに採用。高さがある荷物も積むことができ、荷室総容量561リットルと積載性能が向上しました。
さらに後席を4:2:4分割で倒すことができるので、真ん中を前に倒して長尺物を積載しながら後席に2人が乗車することができるなど、いろいろなシートアレンジが可能となっています。
そして、新型レヴォーグではテールゲートに触れずに開閉できる機能を装備。カギを身につけた状態でリアの六連星のエンブレムに手などをかざすとリアゲートが自動で開き、子供を抱っこしたお母さんでも重宝しそうな機能です。
また、ステーションワゴンは全高が低いことから荷室の開口部の高さも低く抑えられ、荷物の積み下ろしも楽におこなえるというメリットもあります。
高さ制限のある機械式駐車場に駐車可能な全高1500mm(ルーフアンテナ含む)という点も、ステーションワゴンならではの利点といえそうです。
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スバルは「安心と愉しさ」をキャッチフレーズとしたクルマ作りをしていますが、新型レヴォーグは最新のアイサイトおよびアイサイトXで安全性を高め、スポーティな走りで愉しさを感じられるモデルへと進化しました。
さらに、ステーションワゴンとしての積載性や機能性の高さも加わり、どんな場面でもマルチに活躍してくれます。
ファミリーにとってはSUVやミニバンが使い勝手が良いように思われますが、走りと機能を両立したステーションワゴンをあえて選ぶのもアリなのではないでしょうか。
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