トヨタ新型「GR86」排気量アップは歓迎でも価格が心配!? 初代オーナーが期待することは?

排気量アップが価格に影響!? 初代オーナーが期待することとは?

 初代86オーナーは新型GR86のどのような部分に期待しているのでしょうか。

 初代86を所有する30代男性は次のようにいいます。

トヨタ新型「GR86」
トヨタ新型「GR86」

「2リッターでは力不足を感じていたので、2.4リッターでトルクも太くなったことは期待できます。ですが、排気量がアップすると価格も上がってしまうでしょう。若者が手を出しづらくなってしまわないか心配です」

 また、中古で86を購入した20代の男性にとっては、現在の愛車への思い入れが強く、新型GR86に興味はあるものの、すぐに乗り換える気はないそうです。

「サイズは大きく変わっていないのに、全体的に低くなった印象を受けます。また『GR』の称号がついたのはうれしい半面、さらに価格が高くなりそうです。ただでさえ、若者にとって新車は夢のまた夢。これ以上、価格が高くならないでほしいです」

「若者のクルマ離れ」といわれていますが、さまざまな若い人に話を聞くと、クルマへの興味がないのではなく、経済的・物理的に購入できない状況が多いようです。

 新型GR86が登場することによって初代86の中古車が値下がりすれば、さらに若者に人気が出るのかもしれません。

 20代のオーナーからは、「ターボ搭載の古い三菱『ランサーエボリューション』とかの加速を体験してしまうと、新型GR86も2リッターにターボを搭載しても良かったのではと思います」と、動力性能は違う方向で引き上げられても良かったという意見がありました。

 ひとつ上のクラスの「GRスープラ」は3リッターまたは2リッターにターボを搭載していますし、新型GR86では低重心や軽さを重視した結果、自然吸気という選択肢になったのでしょう。

 また、安全装備については、「アイサイト搭載は、ATモデルのみとはいえ非常に羨ましいです。いくらスポーツカーでも9割以上は普通に走らせるので、安全性は高いほどいいです」(20代男性)との声が上がっています。

 新型GR86は、最新スポーツカーとして重視される安全性も強化。スバルの安全運転支援システム「アイサイト」がATモデルに搭載されます(MTモデルは非搭載)。

 乗員と歩行者を守るプリクラッシュブレーキや、車線はみ出し警報、全車追従機能付クルーズコントロールも搭載。

 また、斜めからの衝突でも乗員を守るカーテンエアバッグや脚部用のニーエアバッグなど計7つものエアバッグが搭載されるという安全装備の充実度で、スポーツ走行だけでなく長距離の気楽なドライブでもドライバーのストレスはかなり軽減されるでしょう。

※ ※ ※

 新型GR86の日本での販売は2021年秋頃を予定しています。ちなみに、新型BRZは新型GR86よりひと足早く、2021年夏に発売される予定です。

 いまでは希少な2ドアスポーツだけに、フルモデルチェンジで進化を遂げた新型GR86への期待は高まります。

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2件のコメント

  1. トヨタとスバルでエンジンの変更がないのかね?
    2.4リッターノンタと2.0か1.8リッターターボとで両社で別エンジンにしたら面白そうだと思うけどな。

  2. 若者にも無理なく買えるスポーツカー作れないものですかね、

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