ホンダ「ステップワゴン」に好調の兆し? 3月販売の動向に変化あり?
2021年3月の登録販売台数において、ホンダ「ステップワゴン」が5995台(136.8%)を記録しました。どのような要因があったのでしょうか。
ステップワゴンが売れている? その要因とは?
人気カテゴリとなるミニバンにおいて、「わくわくテールゲート」など独自性を持つホンダ「ステップワゴン」。
現行モデルは2015年に登場し、2021年で6年目を迎えています。そんななか、2021年3月の登録販売台数が5995台の前年比136.8%を記録しましたが、好調となった背景にはどのような要因が挙げられるのでしょうか。
日本自動車販売協会連合会(自販連)のデータによると、ホンダ「ステップワゴン」の登録販売台数が2021年3月に前年比136.8%を記録したと発表されました。前年比136.8%になった背景には、どのような要因があるのでしょうか。
参考までに、2020年におけるステップワゴンの登録販売台数と前年比では、月間平均2870台となり、前年比100%を超えたのは10月の100.2%のみでした。
2021年になってからの登録販売台数の推移は、1月は2381台(73.2%)、2月は4713台(123.9%)と2月から100%を超え、3月は前述のように5995台(136.8%)を記録。
2020年1月に一部仕様変更をした後では、大きな変更がなかったのにもかかわらず、前年を大きく上回る登録販売台数を記録したのには、どのような理由があるのでしょうか。
ホンダ販売店の担当者は、登録販売台数が回復したことについて、次のように話します。
「例年、1月、2月は3月の決算期に向けて登録出来るように営業面に力を入れており、ステップワゴンに限らず、2月、3月は登録台数が伸びる傾向にあるといえます。
また、家族単位で移動するにはミニバンは便利なことから新型コロナ禍が続く状況下で検討されているようです」
また、別の販売店ではステップワゴンの使い勝手について次のように話しています。
「ステップワゴンは、同クラスのミニバンには装備されていない『わくわくテールゲート』という横方向に開閉するバックドア構造を採用しています。
バックドア全体を開閉することなく、省スペースで荷物の出し入れや3列目の乗り入れが可能なため、子育て世代から好評です」
ステップワゴンに採用されるわくわくテールゲートは、バックドアが上方向と横方向に開く構造で、狭い場所で荷物を出し入れや乗員の乗降ができうえ、車内からの開閉も可能です。
さらに、ステップワゴンの特徴として、他社の同クラスミニバンの3列目シートは格納する際に折り畳んだ座席を左右へ跳ね上げる構造ですが、ステップワゴンでは3列目シートを床下に収納が可能なため、荷室空間が広く取れることが挙げられます。
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ステップワゴンが好調となった要因には、例年の決算期では登録販売台数が伸びる傾向にあることや、新型コロナ禍の移動需要、独自性のバックドア構造の採用といった要素によって、前年比100%超えとなったと考えられます。
時代が追いついてきた⁈
ノアヴォク、セレナの状況が気になるところですね…
同価格帯の他社のミニバンの質感や走りが悪いってのがバレ始めただけでは。
特にノアあたりは酷い仕上がりだし、安全装備も最低レベル。