新型「ミライ」のオーナーが羨む!? トヨタの手放し運転「アドバンストドライブ」は“買い”なのか?
トヨタが新型「ミライ」に追加設定した新技術「アドバンストドライブ」は、高速道路でハンズフリー走行など高度な運転支援をおこなう自動運転レベル2のシステムです。新型ミライのオーナーである国沢光宏氏が試乗しました。
+50万円でより楽チンで安全なミライを購入可能!?
トヨタ新型「MIRAI(ミライ)」に突如、「Advanced Drive(アドバンストドライブ)」というトヨタの新しい運転支援技術が投入された。
どんな機能なのかスペックを見たら、ホンダ「レジェンド」に追加された自動運転レベル3と同等じゃありませんか!
それでいて標準仕様のミライと比べて50万円しか高くない(レジェンドは約400万円高)。何を隠そう、私(国沢光宏)が発売と同時に新型ミライを買った時点では搭載されていなかった機能です。
もし追加される時期がわかっていたら、きっとアドバンストドライブ付きを買っていたと思う。ということで「超素敵な装備だったら相当悔しいですね!」と考えつつ試乗してみました。
アドバンストドライブの大雑把な概要を紹介すると「限りなく自動運転レベル3に近いレベル2」と考えればいい。高速道路で楽チン&安全を担保するハンズフリー走行が可能。
ハンズフリー走行は、皆さんがイメージするよりずっと快適だったりする。渋滞のノロノロ走行や交通量の少ない高速道路の制限速度守った巡航は、運転していて退屈です。それでいて単純な走行状況になるため、居眠りやうっかりミスを起こしやすい。
実際、高速道路の事故は渋滞時の追突や流れの良いときの居眠り運転が多いのだが、ハンズフリーはそこをフォローしてくれるのだった。
渋滞時でいえば人間と違い、うっかりミスをしない。先行車に追従してくれます。はたまた高速巡航もストレスなし。ほかの人が運転するクルマに乗せてもらっているような穏やかな気持ちになれる。
レベル3とレベル2の違いは、レベル2だと運転の主体がドライバーのままという点だけです。
もう少し詳しくいうと、レベル2のハンズオフもレベル3も常にドライバーの目線を車載カメラで追いかけている。
しかし目線が前を向いていなくてもOKなのがレベル3、前方を見てないとだメなのがレベル2ということです。
ハンズフリーを50万円で買えるのなら安いと私は思う。ちなみにレクサス「LS」にもアドバンストドライブが追加された。
「プロパイロット2.0」でも同様であるが、
日本の自動車専用道路の速度制限標記が20km/h刻みで、
物理運動法則や実際の交通事情を考慮していない上で、
メーカーもその法規に従わざるを得ないこのような制御を容認したまま世に出すのが問題かと、
道が切り替わった途端に20km/h分の急加減速する制御じゃ危ないので法整備の条件見直しをと、
メーカー側が国に自ら提言するでもなく
あとで制御更新できますからと成熟のまま、
ユーザー側の世論の後押しに期待しての投げ売りじゃ困るんだよね。