使い勝手の良さだけじゃない? 個性が光るホンダの3列シート車3選
出るのが早すぎたスタイリッシュなSUVとは?
●ホンダ「クロスロード」

1993年に発売された初代「クロスロード」は、ホンダと提携関係にあったローバーグループのランドローバー「ディスカバリー」のOEM車でした。RVブームのなか、いすゞからOEM供給されていた「ジャズ」や「ホライゾン」とともに、ホンダのRV車ラインナップを構成していましたが人気は低迷し、ほどなく販売終了となります。
そして、2007年にはクロスオーバーSUVである2代目クロスロードが登場。2代目ストリームをベースに開発され、全長4285mm×全幅1755mm×全高1670mmのショート&ワイドのボクシーなスタイルで、優れた居住性を誇る3列シート7人乗りSUVに仕立てられていました。
搭載されたエンジンは最高出力140馬力の1.8リッター直列4気筒i-VTECもしくは150馬力の2リッター直列4気筒で、駆動方式はFFと4WDを設定。
ボクシーな車体は見切りも良く、比較的短い全長も相まって日常の使い勝手の良いSUVでしたが人気とはならず、2010年には販売終了となってしまいました。
その後、SUV人気の高まりからクロスロードは再評価され、中古車が比較的安価な価格帯なことから人気となり、まさに出るのが早すぎたモデルといえるでしょう。
ちなみに、同じく新車登場は人気とならなかったものの、現在再評価されて価格が上昇しているSUVとして「エレメント」があります。
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ジェイドのようなステーションワゴンタイプの3列シート車は、かつて他メーカーからも販売されていましたが、いまでは風前の灯火という状況まで激減してしまいました。
一方で、3列シートのSUVが好調なセールスを記録していることを踏まえると、ヒンジドアの3列シート車は悪いわけではなさそうです。
ただし、ミニバンとして見てしまうとスライドドアの方が使い勝手に優れているのは当然で、まさにニーズをキャッチアップするのは難しいということではないでしょうか。
Writer: くるまのニュース編集部
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