日産が車中泊やキャンプブームに乗る!? メーカー自らキャンパー仕様を手掛ける訳
キャンプブームのなか、日産はトランスポーターメーカーとコラボして、キャンピングカーの開発に取り組んでいます。日産がキャンピングカーに力を入れる理由とは何なのでしょうか。
キャラバンのキャンピングカーコンセプトカーがアツい!
日産グローバル本社(横浜市西区)に併設されている日産ギャラリーでは「NISSAN CUSTOMIZE 2021」を開催しており、コロナ禍で中止となった東京オートサロン2021に出展予定だったコンセプトモデルを展示しています(2021年3月24日から4月23日まで)。
そこで展示されている「NV350 キャラバン オフィスポッド コンセプト」は「真のプロフェッショナルのためのビジネスバン」という設定です。オフロードからオンロードまでオールラウンドにこなせる四輪駆動車で、実車はかなりの迫力があります。
特徴的なのは後部のワークステーションがリアハッチ後方に向かってせり出す仕組みと、車内から梯子を使ってルーフテラスと行き来できることです。
とても夢があると思うのですが、あくまでもコンセプトモデルであり、衝突安全性や製造コストなどを考えると量産は難しいのではないでしょうか。
一方で、同じく本社ギャラリー内に展示されている「NV350 キャラバン オグショー ES モビリティコンセプト」は、量産の可能性を秘めたモデルだと感じました。
トランスポータープロショップのオグショー(浜松市東区)と日産は、「NV200バネット」や「セレナ」、NV350キャラバンの後部荷室で車中泊やオフィスユースできるマルチベッドを開発して発売しています。
そのため、NV350 キャラバン オグショー ES モビリティコンセプトで採用されている、外装熱反射シートやサーフェイススピーカーなどは、日産アクセサリープロトタイプとして参考出品という形となっており、今後の量産化が期待されます。
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このほか、日産ではNV350 キャラバンの特別仕様車「プレミアム GX ブラックギア」の発売に連動して、キャンプや車中泊などのインフルエンサーたちの活動を紹介するスペシャルサイト「車中HACK(しゃちゅうはっく)」を制作するなど、さまざまな試みをおこなっています。
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