なぜ道路が屋上と接続? 世にも珍しい熱海の建造物とは
全国各地にはさまざまな構造物が存在しますが、今回紹介するのは道路と建物の屋上駐車場が接続している場所です。なぜ道路と屋上が繋がっているのでしょうか。
道路と屋上駐車場が繋がっている謎の建物とは
全国各地にはさまざまな構造物が存在しますが、今回紹介するのは静岡県熱海市にある道路と建物の屋上駐車場が接続している場所です。
なぜ道路と屋上が繋がっているのでしょうか。
通常、道路は建物の1階部分に接続されていることが多く、高低差がある場合でも2階や3階部分程度の高さに繋がっています。
しかし、投稿された写真を見ると10階建ての屋上部分の駐車場と接続されています。
SNSでその写真を投稿した那乃(@nanochaaaaa)さんは「屋上に駐車場があって国道と繋がっているマンション、すげ~」という文章とともに写真を投稿しています。
この写真をみた人達からは、「このマンションは国道を守る堤防なのか?」「屋上が地上階だから、地下何階建ての建物なんでしょうか?」「確かにすごいなあ」といったコメントが寄せられています。
2021年3月10日時点で1万件のリツイート、8万件以上のいいね数がついており、今でも拡散が続いています。
今回、話題となった熱海ターガスマンションは、静岡県熱海市の上多賀に位置するマンションです。
窓を開けると目の前は相模湾という「オーシャンフロント」のマンションであり、2階部分には海を眺めながら入れる温泉大浴場と屋外プール(夏季のみ)の共有施設も揃っています。
では、なぜ屋上に駐車場が設置された構造なのでしょうか。
実際、熱海ターガスマンションのそばを走る国道135号線は、崖に沿うように走っている道路となっています。
マンションは崖に沿うように作られており、屋上の位置がちょうど道路の位置となっています。
屋上が駐車場になっているのは熱海ターガスマンションだけではなく、隣接する「中銀ライフケア白石8号館」「シーサイドヴィラ南熱海」といった建物も同様です。
こういった屋上が駐車場という設計は、海と崖に挟まれた立地に建物を建てる上での創意工夫といえるでしょう。
一方で、前述のSNSに対するコメントでは、屋上に駐車場があることや、マンションの立地から、「国道との間が地震で壊れたら孤立しそう」「塩害には強いんでしょうか?」「一番上の階、音と振動がヤバそう」といった、地震やマンションに対する心配の声も多数寄せられていました。
熱海ターガスマンションを管理している担当者は、このマンションについて以下のように話します。
「熱海ターガスマンションは築43年の分譲リゾートマンションです。
当初は地主が14階建マンションを建設しようとしていましたが、許可されず現在の10階建のマンションとなりました。
このマンションは2階から9階までは区分所有住戸があり、1階にはプール、2階には温泉が装備されており、新築当時は9階一部がレストランとなっていました。
道路と繋がっている部分に関しては、詳しい経緯は不明ですが、屋上と道路が同じ高さであったため、駐車場として活用する設計となったと聞いています」
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屋上の駐車場が国道と繋がっている形状のマンションは、普段見慣れないためその珍しさから話題となっているようです。
珍しいって…。
あの辺は地形的に上階が出入口になっているところが多い。アカオホテルも有名だし、単に筆者の知識・調査不足。
そこ、駿河湾じゃなく相模湾
熱海は伊豆半島の東側だから駿河湾には面してません
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。
記事を修正したら、その旨をきちんと書くのが物書きとしての最低限のマナー。いや、責務だな。
ほかの方も書かれていますが、伊豆半島では珍しくない。いや、伊豆半島以外でもよく見かけえます。SNSで話題になっていたので飛びついたのでしょうが、テレビ番組を見て記事にするコピペ記事と同系列。残念です。
修正した旨のコメント入りましたね(遅い)、でも記事だけ読んでる人には気づかない
タイニーオービット社のビルみたい。