アキュラ史上最強のスポーツセダン爆誕! 新型「TLX タイプS」2021年5月に米で発売

ホンダが海外で展開する高級車ブランド「アキュラ」は、スポーツセダン「TLX」に「タイプS」を追加し、2021年5月に北米で発売します。通常仕様のTLXとはどのような違いがあるのでしょうか。

3リッターV6ターボ搭載で355hpを発揮する新型TLX タイプS

 ホンダが海外で展開する高級車ブランド「アキュラ」は、スポーツセダン「TLX」に最強仕様の「タイプS」を設定し、2021年5月下旬に北米で発売すると発表しました。

 これにより、パフォーマンスブランドのタイプSが前身のモデルの「TL」以来13年ぶりに復活することになります。

2021年5月に北米で発売されるアキュラ新型「TLX タイプS」
2021年5月に北米で発売されるアキュラ新型「TLX タイプS」

 新型TLX タイプSは独自のV型6気筒ターボエンジンやダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを備えたスポーツチューンのシャシ、ブレンボ製の強力なブレーキを搭載。アキュラ史上もっとも速く、もっともハンドリングの良いモデルとしてデビューします。

 搭載されるエンジンは新開発の3リッターV型6気筒ターボエンジンで、最高出力355hp、最大トルク354lb-ftを発揮。トランスミッションはスポーツチューンド10速ATが装備されました。

 ちなみに、通常仕様のTLXには2リッター4気筒ターボエンジン(最高出力272hp/最大トルク280lb-ft)に10速ATが組み合わされます。

 新型TLX タイプS専用の「アキュラIDS(Integrated Dynamic System)」にはパフォーマンスを向上させる「Sport+ドライビングモード」が設定され、より楽しいドライビングが味わえるといいます。

 駆動方式には、トルクベクタリング機能を備えたアキュラのSH-AWDシステム(Super Handling All-Wheel Drive)がタイプSモデルとして初めて採用されました。

 外観のデザインは、スポーツカーのようなシルエットに、空力性能を向上させるオープンサーフェイスのダイヤモンドペンタゴングリルや、新型のデイタイムランニングライト、および4ランプジュエルアイヘッドランプを装備。

 大径の4本出しマフラーやNSX風の軽量ホイール(タイヤはピレリP-Zeroサマータイヤ)など、高いパフォーマンスを感じさせるスタイルが取り入れられています。

 内装には、ウルトラスエード調の16ウェイパワーシートに10.2インチHDセンターディスプレイを備えたアキュラの「トゥルータッチパッド インターフェイス」を装備。

 さらに、パナソニックオートモーティブシステムの「ELS STUDIO 3D 17スピーカープレミアムオーディオシステム」など、「TLXアドバンスパッケージ」に含まれるプレミアムなアイテムも標準搭載しました。

 ボディカラーは、タイプS専用の新色「タイガーアイパールペイント」を含む6色を設定。インテリアカラーは「オーキッドレザーインテリア」を含む3種類のインテリアオプションが用意されています。

 また、運転支援システムとして最新の「アキュラウォッチ」を標準装備。渋滞中に先行車を追従しながら車線中央を維持するようにステアリング操作をアシストする「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転アシスト機能)」などが利用できます。

 新型TLX タイプSの詳細は順次発表される予定ということですが、価格は5万ドル台前半から(日本円で約544万円から)を見込んでいます。

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