カーエアコンは結構汚い!? DIYで簡単にできるフィルター交換方法
花粉やホコリが飛び交う季節になってきましたね。そこで今回は、プロにアドバイスをもらいながら、カーエアコンのフィルターを実際に自分で交換する手順を紹介します。これから花粉の飛散がひどくなる前に交換してみてはいかがでしょうか。
外気からのホコリや花粉の侵入を防ぐカーエアコンの「フィルター」
春が近づくこの時期は、花粉などのアレルギー物質の飛散が増える悩ましい季節です。
クルマの走行中に飛来する汚れは花粉だけでなく、砂やホコリ、虫などもありますが、そういった物質が車内への侵入をカーエアコンの「フィルター」が防いでくれています。
しかしエアコンフィルターは奥まった場所にあることから、1度も交換されずに放置されてしまうことが多いといいます。
花粉の飛散が増える前に対策しておきたいところですが、カーエアコンのフィルターを交換するタイミングはいつが良いのでしょうか。
輸入車を中心に取り扱うカーショップ代表のN氏に聞いてみました。
「普段見えない部分のパーツは、とかく交換やメンテナンスが疎かになりがちで、カーエアコンのフィルターも交換するのを忘れやすいパーツです。
古いフィルターを取り外してみると、ホコリや花粉だけでなく、小さな落ち葉や髪の毛など、車内に入り込みそうな汚れがたくさん付着していることが分かります。
エアコンを内気循環モードにしていても車内を浮遊するホコリや花粉はフィルターに蓄積していきます。そして、汚れが溜まりすぎると十分な効果が期待できず、結果的に汚れた空気が循環しているだけになってしまうのです。
メーカーが推奨する交換時期は1年または1万kmから1万2000kmとなっており、使い方にもよりますが1年に1回は交換するといいと思います」
汚れが付着したまま古いフィルターは目詰まりした状態なので、使い続けるとエアコンの効きが低下するだけでなく、付着したゴミにより悪臭の原因になるので、定期的に交換しましょう。
カーエアコンのフィルターはディーラーに手配を頼むこともできますが、自分で交換することもできます。フィルター自体はカー用品店やインターネットでも購入可能です。
注意したいのは、自分の車種に適合するフィルターを購入することです。
「自分のクルマに適合していれば、純正にこだわらなくても大丈夫です。装着可能なフィルターは調べれば品番まで分かります。
使用している素材や機能によって価格は違いますが、2000円から高くても5000円程度です。高性能フィルターは価格が高いのは当然ですが、安くても新しいものを定期的に交換したほうがいいと思います」(前出のN氏)
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最近では、花粉だけでなくPM2.5といった微細な粒子までキャッチできる防塵性を強化したものや、活性炭を使用し防菌・防カビ効果が期待できるもの、脱臭効果のあるものなど、さまざまなフィルターが販売されています。
価格を優先するのか、花粉などのアレルギー物質対策済みの防塵性などを優先するのか、用途によって選ぶことができます。
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