クルマのエアコンは意外と汚れてる!? 花粉が気になる季節のお手入れ術

クルマのカーエアコンは、車内の空気をキレイに保つのに重要な役目を果たしていますが、フィルターを交換するのを忘れてしまいがちです。カーエアコンのお手入れ方法について、クルマの整備に聞いてみました。

エアコンのフィルターは自分で交換できる?

 春先のこの時期、多くの人が悩まされる花粉が飛ぶ季節です。

 2000年代以降に発売されたクルマの多くは、エアコンには、砂やホコリ、虫や花粉などを取り込まないようにフィルターが付いていますが、車内の空気をキレイに保ってくれる重要な役割なのに放置されがちなパーツのひとつでもあります。

エアコンフィルターは自分で交換できる
エアコンフィルターは自分で交換できる

 クルマのエアコンのお手入れは、どのようにしたらよいのでしょうか。整備工場に勤める整備士に聞いてみました。

「取扱説明書などにも記載されていますが、エアコンのフィルターは定期的に交換が推奨されているパーツのひとつで、交換の目安は1年または1万kmから1万2000kmです。しかし、汚れてもニオイを感じることがあまりないため、何年も交換されていないクルマは多いです」

 汚れたままのフィルターを使い続けていると、逆に汚い空気を吸うことになってしまいますが、エアコンのフィルターは自分でも比較的かんたんに交換ができます。

「エアコンのフィルターは事前に少し調べれば自分で交換できます。カー用品店やネットでも購入できるパーツですが、適合表などで調べて自分のクルマに適合するフィルターを購入したてください」(整備士)

 エアコンのフィルターは、助手席前のグローブボックスを取り外した場所に設置されていることが多いそうです。

 グローブボックスを取り外して、本体のフィルターカバー(フタ)を開き、なかの汚れたフィルターを新品に交換して元の状態に戻せば完了します。

「クルマに詳しくない人でも、場所さえ把握できれば30分もかからずに交換できます。

 ただし、注意して欲しいのは、グローブボックスの取り外しです。国産の軽自動車などはグローブボックス内側に爪などで引っかかっているだけなので簡単に取り外せますが、とくに輸入車など車種によっては、グローブボックス本体をビス留めしているケースも多いようです。

 グローブボックスを力ずくで取り外そうとすると、樹脂パーツにヒビが入ったりツメが折れてしまうこともあるので、注意しながら作業してください」(整備士)

 最近では、より微細なPM2.5なども吸着できるフィルターも販売されています。自分のクルマに装着できるものであれば、高性能なフィルターを装着するのもおすすめだそうです。

 また、花粉を車内に取り込みたくない場合、エアコンの「内気循環」と「外気導入」はどちらを使うのが良いのでしょうか。

「外気を導入してもフィルターがホコリや花粉もカットしてくれるので、どちらを使っても問題はありません。

 車内と外気との温度差が大きく曇りやすいときは『外気導入』を使用してください。換気ができて、車内の酸素濃度を上げるというメリットもあります。

『内気循環』は、冷房や暖房で車内の温度を早く変化させたいときには有効です。またトンネル内での排気ガスや外気のニオイなどを車内に取り込みたくないときにも一時的に『内気循環』にするといいと思います。

 一方で、内気循環は酸素濃度が下がって眠気を誘発することがあるので、適宜外気導入に切り替えるのがおすすめです。

『AUTO(オート)』モードを押せば、自動的に外気と内気が切り替わります。ちなみにメーカーでは、通常時は外気導入を推奨しているようです」(整備士)

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1件のコメント

  1. 我が輩の老骨ベンツ、エアコン回すと3日履いた靴下の匂いがするよ、だからお父さんの車は何時も我が輩1人です。w

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